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スロベニアのタレント登竜門の予選に突然、ただ一人アコを抱えて登場したMichael
Cervienka。出演者リストには名字だけで名前も載っていなかった。 出身地を尋ねられてHelpa、という、おそらくかなりのんびりした田舎の出だということが伝わると、会場にはおやまぁ、というほぼ軽蔑に近い笑いが広がる。 おそらく、他の出演者はすべて歌なのだろう。 当日の出演者の中の唯一の楽器奏者、それもアコーディオン。 スロベニアといえども、タレントの登竜門にアコは無いでしょう、というムードが漂う。 で、演奏も何と、「パリ空」、で、これもかなり時代錯誤というか、今更タレントの登竜門でそれもバヤンで弾く曲じゃぁ無いでしょう、という白けたムードが会場に漂う。 で、彼が演奏を始めても、会場の反応は冷ややか。それが、ややするうちに驚きに変わり、手拍子を打つ人がでてきて、会場のムードが一変。 審査員はアコの演奏を時間の関係か最後まではさせてくれなかったが、予選通過、合格となる。 Slovakia's
Got Talent - Michal Cervienka
http://www.youtube.com/watch?v=TgcBEuV3dEw&feature=related
さて、タレント登竜門番組でのセミファイナル、準決勝。 ここでもおそらくアコはただ一人。 歌のうまいスロベニアの若いチャレンジャー達に交じって唯一アコを弾くMichael
Cervienka。今回も「パリ空」で攻めるが、力が入っている。会場ものりのりだ。 シェイクも入り、それに会場も反応する。最後は大喝さいのスタンディング・オベーションだ。 Slovakia's
Got Talent - Semifinals - Michal Cervienka
http://www.youtube.com/watch?v=-DUQP1t9W-k&NR=1
それで、準決勝も勝ち抜いた彼が決勝に登場して弾いた曲が、これだ。One,
Two, Three... Slovakia's Got Talent - Final - Michal Cervienka
http://www.youtube.com/watch?v=zMabkEbFhUc&feature=related
この熱演に会場手拍子で大喝さい。 スロベニアのために弾くと言い切る若人の声が熱い。
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