BacK Number 321


著作権・肖像権問題  投稿者:たしろ  投稿日:2008年12月10日(水)23時15分56秒
    既に皆さんのご記憶や関心から離れてしまったかも知れませんが、なるべく簡単に纏めておきたいたいと思います。
 先日の7日から8日にかけての上記の問題は、結論としてはZENさんの次の一言

>  難しい理屈は別として、大切なのは作曲者や演奏者個人を尊重する気持ちだと思います

に尽きると思います。どうも有り難う御座いました => ZENさん

 なお、今回の問題は「著作権」という言葉が使われましたが、著作権法が保護しようとしている無体財産権としての著作権ではないものの他に適当な言葉はないし、ちょいとややこしいですが広い意味での著作権がらみの問題として話を進めたいと思います。

1.著作権については、ネット上で入手可能なものは沢山ありますが、代表的な4例をご紹介します。以下のURLは参考になりますが、キチンと調べる場合は、順番としてはBCA@が良いかも知れません。

@(JASRAC)音楽をつくる人、つかう人ー著作権って?
 http://www.jasrac.or.jp/park/whats/
A(社)著作権情報センター 著作権Q&Aシリーズ
 http://www.cric.or.jp/qa/qa.html
B(wikipedia)著作権
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9
C 著作権法
 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45HO048.html

 著作権の問題で私達が気を付けなければならない問題は多々あります。
よく知られる常識的なことには触れませんが
・編曲/改変/パロディ化など....著作人格権の侵害
・嫌がる人が居ないかどうか.....個人の情報や名誉(民法)関連
などは、つい興味本位でうっかり踏み込んでしまいがちなので気を付けたいものです。

2.以上で終わっても良いのですが、皆さんから頂いたコメントについて簡単に触れさせて頂きます。

・カブトガニさん (12月 7日)
>   今の時代,素人が携帯でも質の良い音や動画をコピーできます。
>人前で演奏して音や画像をとられ、それを又コピーしてばら撒かれても
>仕方ないので、(中略)弾く人はそれなりの覚悟が必要です。

 仰るとおりです。有り難う御座います。また、他人の記念写真でも「見てみたい」と仰る方が有るというのは有難いことです。
 ただ、不肖真空管時代のデンキ技術者としては、簡易録音による音質の劣化やダイナミックレンジの圧縮などによる変形は、個人のメモとしてはやむを得ない面があるとしても勘弁して欲しいですね。

・川井さん (12月 7日)
>昨今の行き過ぎた著作権をめぐるごたごたは本来の建前から大きく外れ、
>権益、金儲け、エゴ、金持ちの強欲、そんなものを支援するようなものに
>思えて仕方ありません。

 仰るとおり、最近気になった例を挙げれば枚挙に暇はありませんが、森進一の「おふくろさん」を巡る作詞家とのトラブルには、守られるべき物は何かについてすれ違いが多く感じられました。今回のことは、財産権に絡む話は全く無いのが救いと言えば救いです。

・コピーマニア探偵さん  (12月 8日)
>(引用省略御免なさい)

 いやぁ懐かしかったですね。FMラジオのエアチェックだの、38cm/2トラックだの、Lカセットだの・・・。何れも法律的には許された行為ですが、テープ代などの出費は大変でしたね。保存だってテープの劣化などがあって困難だし。しかし、音質重視から利便性重視への転換には驚きました。

3.最後に、一応結論は冒頭の通りですが、私自身と今回の問題との絡みを振り返ってみたいと思います。

 問題の発端は、アコーディオン教室での発表会のDVDのコピーが、予期しないところに存在することが明らかになったことでした。これは別段秘密でも何でもないし、著作権法との関わりも無いでしょうから事前に関係者の了解が取られておれば何ら問題にはならなかったと思います。

 但し、事前了解の打診があれば、私としてはお断りしていたと思います。
お断りの理由としては
・記録を残すための演奏ではなく、1発勝負の発表の場の内部記録である。
・崩壊した演奏をこれ以上流布したくない。(瞬時に消えていく「音」ならまだしも、当事者の「記念写真」のような記録は、その時間・空間を共有した関係者限りというのが本来の趣旨)
・今回の演奏は、演奏以前に「編曲」の問題、つまり減衰音(ピアノ)を前提に書かれた曲を持続音(アコーディオン)で演奏することの可否へのチャレンジが有ったが、当日の演奏はこれが全く再現できず、先生と自分以外は気付かないようないい加減な即興でごまかされた物となったこと。

 このような事ですが、この楽譜を差し上げたのは教室の先生以外には友人2及びカブトガニさんだけで、楽譜を見ればこれが自分としてはどれほど許せない演奏だったかは一目瞭然でしたし、家族は楽譜を見なくても練習を聞いていますから、やはり「酷かった」ことの認識は共有できたと思います。
 このため、可能ならば記録からは削除すべき物だったと思いますが、関係者限りの「記念写真」に残ることまでは拒絶しなかったということです。(これで終わります)
 

メトロローム  投稿者:HidesiKibiFan2008  投稿日:2008年12月10日(水)22時31分3秒
  P君のスタジオには、確かにメトロロームがありました。
私が子供の時に、ピアノがある家にも必ずメトロロームがあったことを思い出しました。
私のローマ滞在中は、時間が無くて、色々なことをP君に聞くいとまも無く、日本に帰国しました。
自分は、小学生の時に、運動会の鼓笛隊として大太鼓を担当し、中学時代ではブラスバンド部でチューバを担当したことがあります。
先日、川井様の大好きなマーチのお話を聞いて、マーチ(士官候補生、双頭の鷲の旗の下に、海兵隊行進曲、旧友など・・)を演奏したことの記憶を思い出しました。
その当時以降、全く楽器に触れたことがありません。
今思うと、ブラスバンド部で曲を演奏するときには、いつも指揮者(メトロローム)が居たことを思い出しました。
当たり前の事のように思いますが、演奏のテンポや音の強弱という基本的なことは、簡単のようで実際に演奏することは、本当に難しいことでした。
話は変りますが、私が子供の時(昭和49年頃?)に、短波ラジオから聞こえてきた素敵な楽器の音色に出会いました。その当時、その楽器が何の楽器だったのかは全く分からなかったんです。
その後、その素敵なメロディは子供心として色々な機会に思い出すことがあったのですが、数年前、YouTubeでマーチやポルカを検索していたときに、その楽器がアコーディオンだということが分かったんです。
私が子供の頃に聞いた素敵な曲は、残念ながら何の曲だったのか、ということについては未だに分かりませんが、色々アコーディオンの曲を聴いているうちに、それがスイスかドイツ、オーストリア地方、若しくはスロベニアのポルカであったのかな、と思っています。
そんなことを自分なりに調べているうちに、現在、私は子供の頃に聞いた素敵なアコーディオンの音色に、安らぎを感じています。
 

まさしく、川井浩氏の、おっしゃるとおり。  投稿者:病原菌くん  投稿日:2008年12月10日(水)17時08分27秒
  (最近、ピッポッパーでも、ピッポーでもなく、このように、よばれています)小林靖弘氏が、ここに、書いてあることは、まさしく、、正論基本の基本で、だれもが、心しなければいけないことに、ちがいありません。特に、超特に、彼が、いちばんさいしょの、さいしょに、書いてある、メトロノームに、あわせて、、、、、、というのは、もう、たってひこうが、座ろうが、逆立ちしようが、まず、これできないと、どんな曲も、ちゃんと、えんそうできないことは、まちがいないでしょう、いや、絶対うまくは、ならない。僕も、何度か、ここで、しんきくさすぎて、ねむってしまいそうな、はやさで、、、、と、書いたこと、ありますが、ぼくも、いまでも、いつでも、これは、絶対、わすれません。あと、譜面をくまなく、何回も、見て、、、、これも、多くのひとが、みのがしてしまいがちな、ひじょうにだいじなとこ、あと、録画、録音して、自分で、聞いてみることも、非常に、大事な、基本ですよね、ひいてるときには、わからなかった、かなりの、思ってたことと、違うように、きこえてることが、よくわかります、さらに、成功率の、低いところ、の、直後からの、練習も、まさしく、かれのいうとうれだと、おもいます。ぼくは、姿勢、手首の形、違うぶぶんは、ありますが、はっきり、立奏には、限界が、かなり、ちかいところにあると、認めます。さらに、なんとかして、その、限界を、超えたいと、いうのが、ぼくの、やりつずけていることでしょう。ただし、本当に、その基本は、ここに小林氏が、かいてあるとおりです。(注。僕は、なぜ、いつも、小林靖弘氏と、呼びたいかというと、ひつこく、オータムアクト作ってた、あのころの、作風が、いまでも、いちばんすきだからです。)  

cobaのワンポイントレッスン  投稿者:川井 浩  投稿日:2008年12月10日(水)05時36分36秒
  T.Tanakaさんより改めてご紹介のあった「cobaのワンポイントレッスン」は基本中の基本だと思います。 まずはこれをマスターして、あるいはこれを忠実にできるようになったうえでそこから先は自分の体格、体力、技術などによりアレンジしていけばいいとおもいます。 たとえばP探偵のすばらしい演奏は彼がけっして大柄といえない体型にもめげず、イタリア人にも無理ともおもえる大きなアコをそれも立奏で、飲みさわぐレストランの観衆や橋の上を通り過ぎる人に対してアピールして動き回るために、手首や身体を変形させてまで到達した一つの演奏方法であり、これは万人に共通する演奏の仕方ではないと思います。 これはこれで彼が長い経験から到達した彼にとっての一つの完成形ではあると思いますが、これが万人のための究極のスタイルであると思い込むと場合によっては大きく基本から外れる恐れもあるのではないかと思われます。 かっこいいからまねはしたいけど、私にもP探偵の演奏の真似はできません。 なぜかcobaのワンポイントレッスンを読み返してはっとすることが幾つかあります。 つい、基本を忘れて弾いていたことがわかるのです。 とくに初心者の方にはこのcobaのワンポイントレッスンは多くの示唆に満ちていると思われます。 舞台のうえでかっこよくのけぞって演奏するcobaの基本はここにあるということです。 はじめから大またおっぴろげて、のけぞって弾けとは彼でさえいっていないのです。  

You Tube -> Walkman  投稿者:川井 浩  投稿日:2008年12月10日(水)05時24分6秒
  HideshiKibiFan2008様、またまた裏技というかデジタル時代の情報利用のプロのテクニックを公開していただきありがとうございます。 You Tubeの音源もそのように多様に利用できるものなのですね! まさにP探偵が指摘したように技術の進歩に従って媒体が進化するということですね。 ただし真に追い求めているものは技術ではなくて、あくまで人の心であり、心の表現だというのも事実だと思います。 その意味では、デジタル技術が更に進化してもっと人に優しく、ビルゲイツのような一部の人の金儲けだけのためだけでなく、広く公開された、万民のための、万民がだれでも使える、子供にも人生の大先輩達にもやさしい操作方法でつかえるようなものに発展していってもらいたいと思います。 現在のパソコンのOSや操作方法はおよそ人に高いお金を要求するにはあまりにも未熟であり、思いやりが少ないと思います。 もっとも、その基礎技術に応用技術がついていっていないという現実はわかりますが。 きっと人はまだ自分が開発してしまった技術を使いこなすまでに進化していないのだろうとあきらめています。バナナの皮をむくがごとく、リンゴを木からもいでかじるがごとく、ごく自然にだれでもどこでも、世界の人のアコ演奏を気軽に聴けるような技術。 そんなものは夢物語だと思いますが、HideshiKibiFan2008さんのアドバイスでそんな世界の実現に少しづつ近寄っているような気がします。 どうぞこれからもいろいろなお知恵を皆様に公開していただき、楽しいアコ演奏の感動を皆さんと共有できるようにご指導ください。 しかし、今あらためて、わざわざP探偵君の演奏のビデオ取りにローマまでお出かけになったHideshiKibiFan2008さんのパッションとアコへの愛情に敬意を表します。 また、日本のアコファンへのすばらしいヒントやアドバイスをありがとうございます。
長野のカズさんの演奏、ベニスの水没した広場で演奏するロマーナさん、ローマの橋の上や噴水のまえでアコゲリラするP探偵、そんな真にアコを愛する人の演奏をWalkmanで通勤途中の電車の中で楽しむ....それも著作権のことなど考える必要もなく...すばらしい! すでにHideshiKibiFan2008さんはバナナの皮をむくがごとく、リンゴを木からもいで食すがごとくにデジタル音源の森を自由に散策し、お好きなどんぐり、お好きな野いちごを食されているのですね。 われわれもすこし勉強してそんな自由を手に入れるように努力して見る必要もあるのかもしれないという気がしてきました。 ビルゲイツに無いものねだりをしても愚痴に終わるだけか。 あとは、やっぱり戦って勝ち取らねばならないのがこのデジタル世界の我々の宿命なのかもしれませんね、もしそのフルーツを今この現世で手に入れようとすれば。
 

(無題)  投稿者:HideshiKibiFan2008  投稿日:2008年12月 9日(火)20時23分57秒
  川井様
長野のカズ様の生演奏をお聴きになったんですね。
本当に羨ましいです。
私は、YouTubeから色々な方の素敵な演奏をダウロードして「AoA Audio Extractor」というフリーソフト↓
http://cowscorpion.com/MultimediaTools/AoAAudioExtractor.html
から音源のMP3を抽出して、フラッシュメモリタイプのWALKMANに入れて朝と夜の通勤で聞いています。
長野のカズ様のこの2曲も聴いていますよ。
 

長野のカズ様の演奏再アップ深謝  投稿者:川井 浩  投稿日:2008年12月 9日(火)19時59分52秒
  HideshiKibiFan2008、長野のカズ様のYou Tube映像の再アップありがとうございました。 救われました。 これがBack Numberに抜けることは私としては耐えられませんでした。 せめてもの救いです。 もっとも、ほかのご投稿が記録から消えてしまったことは重ね重ね残念ですし、また申し訳ありません。
実は7日の日曜日に長野のカズ様が遠路当方までお遊びにお越しいただき、アコの花園のあのアコ、このアコ、を弾いていただきました。 長野のカズ様に目の前で弾いていただくと当方の花園のアコたちもまるで血が通っているかのような生き生きとした表情になり、アコたちもエクスタシー状態。 やっぱり上手い人に弾いて貰うと楽器も価値が発揮できます。 もちろん楽器には良し悪し、高い廉いがありますが、技術と愛があればどんな楽器でもいい音で鳴ってくれるもんだとつくづく感心しました。 でも、やはり人は高みにあこがれるもののようで、やっぱりいい楽器を上手い人が弾いていただくのを聴くと天上に上る気分に浸れます。 これって至福の時間、幸せな時間です。 長野のカズさん、ありがとうございました。
 

長野のカズ様  投稿者:HideshiKibiFan2008  投稿日:2008年12月 9日(火)19時03分41秒
  長野のカズ様から、了解を得ましたので、映像をアップします。
ステレオ音声で聞くと、とても素敵ですね。

★ Accordion CARNIVAL OF VENICE


★ Accordion Style Musette


カズ様のチャンネルアドレスはこちらです。
http://jp.youtube.com/user/kazu6433
 

cobaのワンポイント・レッスン  投稿者:T.Tanaka  投稿日:2008年12月 9日(火)11時13分29秒
  御存知の方も多いと思いますが、未だご存知でない方もいらっしゃると思いますのでご紹介します。これはアコーディオンを弾く上でとても重要な基本的な事が書いてあります。アコディオン暦?10年の私も目からうろこでした。特にこれから始める方には絶対に見ていただきたいと思います。
http://www.ylw.mmtr.or.jp/~tkouji/cobalesson/coba1point.html
 

ハイビジョン  投稿者:ZEN  投稿日:2008年12月 9日(火)00時00分6秒
  すごくクリアな映像、解像度が違いますね
ブラウザーはファイアフォックスもいいですが、グーグルクロームでもいけます

韓国のアコーデオン事情について・・・
以前、川井さん主催の柏アコパで韓国からいらしていたキムさんと仲良くなって
その後、韓国に行った際にソウルでキムさんに再会していろいろお話を伺い
習っているアコーデオンの先生を紹介していただいたことがあります
韓国も日本の演歌によく似た曲調の歌謡曲があって
アコーデオンもそれなりに愛好者がいますが
アコーデオンを弾くのは若い人よりも年配のかたが多いようです
http://jp.youtube.com/watch?v=L6aMmhMOvTc&feature=related