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空気漏れは難しいです。 空気はどこからでも漏れます。 ケツからでももれます。あ、すみません、下種ネタで。 まず、蛇腹は密閉では無い。 信じるか信じないかは好き好きですが、蛇腹は完全密閉ではありません。 それもそのはず、紙ベースの材質自身が100%もれも無いフィルムというわけではありません。それに羊の皮などのコーナーを糊付けしているところが怪しい。 コーナーメタルの内側にあるそれを固定するゴム糊が怪しい。 キーボードの先っちょについているフェルトレザーの密閉度がかなりあやしい。 歳とともに怪しくなる。 おまけにこのフェルトレザーの相手が100%ポリッシュの鏡面ならともかく、大体がヘアラインのメタルか、場合によってはざらざらの合板! これかなり信じられないけど事実。 で、ひとたびトレブルキーボートないしボタンアコのボタンに白魚の指がかかれば、いやしくも持ち上がるフェルトレザーからもれるため息、まではいいんですけど、肝心のリードの出来が悪いと、安物の場合、大概の場合悪いことが多いんですが、リードとリードフレームの間(間隙)が広い。 ようするに雑に作ってあるわけ。 だから空気が無駄に通りすぎる。 リードは震えていてもいらない空気がその脇を通り抜ける。 だから、蛇腹からいくら空気を送り込んでもろくな音が出ないうちに空気が無くなる。 空気が無くなれば、また蛇腹を動かさなくてはならなくなる。 よって、フイゴのようにせっせと蛇腹で空気を送り込む作業がアコ演奏なのだということになってしまう。 空気の流通なくしてアコのサウンド無し。 Cashの流通無くして、株価の上昇無し。 高級アコのリードはこのリードとリードフレームの間の間隙が極めて小さいばかりでなく、リードフレームの内面が研磨されていたりして、蛇腹の微細な動きにも敏感に連動してため息のような蛇腹の動きに即座に感応するリード、また、風圧が高まれば高まったなりについてくるリード、これは官能的だ。 自分のVoiceよりもよりBetterに歌ってしまうアコ。 これはもう手放せない。そんなアコを持ったことが無い人は一度うちにあそびにきてちょ。 世界感が変わります。 で、もともと怪しいアコをいいアコに変身させることは、土台がきちっとしていれば可能です。 もともとかなりあやしい素材と組み合わされたアコ素材は本人の性格。性能とは別のところでアコも含むそれ自体の評価も受けてしまうので、かなり真剣です。 アコパの直前に二輪でバックしてこけたのはYamaha
YD250、シングル(単気筒)250cc、、でもエキパイは2本の無駄さと野暮さ、フロントの泥よけに旧英国風、ナンバリングができるようになっているのはレトロ英国スタイルで好感がもてるものの、ヘッドランプは角型で、左右の進行方向指示器もモダンな核型。 あってません。 思い切りが悪い。 こうと決めたら、右往左往しないでほしい。 せっかくなら、やばい小さいものにしてシャンソンなどをものにしてしまうようがいいですよ、ね。
http://www.akkordeon.jp/Back%20Number/263.htm
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