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今日の入荷  投稿者:川井 浩  投稿日:2008年 4月20日(日)08時10分7秒
  Excelsior Continental Gold(新古品)。 言わずとしてた現行のExcelsiorのトップモデル。 新古品とは、一度販売されたものの、数時間しか触られていない、まっサラの新品同様品という意味です。 新品価格が147万円(税別)であることを考えると、このモデルに興味をお持ちの方にはまさにお買い得です。 これは早いもの勝ちだと思います。 音色はドライチューニングのチャンバーサウンド。 ジャズやクラシック、とくにバッハなどのオルガン曲などにはまさにぴったり。 ミュゼット音楽も昔はトレモロを聞かせたものが典型的でしたが、今日ではそれはむしろ古臭く、このExcelcior Continental Goldのようにドライなチューニングで聴かせるのが今風とか。 幅広いダイナミック・レンジ、機密性の高いボディは高級品の証だ。 現在ではPiginiが製造し、日本ではヤマハミュージックが輸入元だ。 本品もヤマハミュージックが正式に輸入したもの、ということで、アフターも心配が無い。

http://www.akkordeon.jp/Demono/Excelsior%20Continental%20Gold%20fast%20neu.htm

 

今日の旅立ち  投稿者:川井 浩  投稿日:2008年 4月19日(土)14時58分21秒
  Paolo Soprani Professional III F Special。41/120、MMMLのミュゼットタイプのパオロ・ソプラニはいい音してます。おまけに特別デコレーション付で、目立ちます。 舞台の花です。 Paolo独特の甘くやさしくて艶っぽい音色は演歌・歌謡曲・ナツメロにもぴったり。もちろんミュゼットも。 こんなあでやかなアコをお持ち帰りいただいたのは、永年ヨットやクルーザーで海の男であるほかに、自ら自家用飛行機を操縦し、サイパンやロシアまで単独飛行までしていた思い込んだら命がけの熱血漢の川崎からおいでになった紳士でした。 今はアコに命がけ。 ネットで一目ぼれのPaolo君を改めてじっくり聴いていただいて、やはりこれだ、決めていただいたPaolo君もハッピーだと思います。
 

羨ましいです  投稿者:Mr MORINO  投稿日:2008年 4月19日(土)12時00分39秒
  久し振りにお邪魔します、小生と同年代のセチミオ ソプラーニを掲示板の写真で初めて見ました、感激しました。やはり田中先生がなさったのですね。私事ですが MORINO VNを蘇らせて頂いたのも先生です、まさに鉄人以上です、セチミオは何とも言えない音色で懐かしさと柔らかさが表現出来ぬ位の良い音だと仰ってました。羨ましいです、是非聞いてみたいものです。  

1930年代のSettimio Soprani  投稿者:川井 浩  投稿日:2008年 4月18日(金)19時04分32秒
  カブトガニ様、貴重な情報をありがとうございます。 ということは、このアコはあのチャールストンが街に流れ、アメリカでは禁酒法のもと、マフィアのアル・カッポーネとFBIのエリオット・ネスが戦った時代に製造されたものだったのですね。 第一次世界大戦と第二次世界大戦の間の短い間のパリのベルエポック、第一次世界大戦に破れ、多額の賠償金の支払いを背負って天文学的なインフレ下でナチの足音が聞こえだすワイマール時代のドイツ、近づきつつある不安を先に感じ取った芸術家たちの絵画における表現主義、カフカの「城」や「変身」、そんな時代に作られたアコが80年近い歳月を経て、新品同様に磨き上げられ、当時の軽やかな音色を奏でる。 このアコにはその時代の音色があるのだと思います。  

セッチミオ・ソプラニー  投稿者:カブトガニ  投稿日:2008年 4月18日(金)14時53分19秒
  ↓のセッチミオ・ソプラニー80ベース、デザインを見ますと昔私が使っていたセッチミオ・ソプラニー140ベースのデザインと同時代ですので、昭和初期、10年前後の物と思われます。

http://www18.tok2.com/home/wani/ss/sumiyatop.htm

 

今日の退院  投稿者:川井 浩  投稿日:2008年 4月18日(金)09時20分49秒
  Settimio Soprani、モデル名不詳。年式不詳。おそらく戦後間もなく製造されたモデルではないかと思われます。 このモデルに「愛」を感じてしまったたくましくも心優しい青年は映画女優のようなやさしい奥様のお許しを受け、完全オーバーホールという以上のレストアのご依頼をなさいました。 私としてはお金では買えない「愛」を感じたものの、そのレストアの内容からとても手に負えないと判断し、友人のアコ修理の鉄人T.Tanakaさんに修理を依頼しました。 昨年の暮れも押し詰まったころでした。 蛇腹の枠は曲がり、蛇腹はカビだらけで消耗が激しく、バルブは反り返り、メカはさび付いていました。 おそらく、通常にレストアを依頼すれば30万円はくだらない作業だったと思いますが、たまたまこのモデルは鉄人T.Tanakaさんもご幼少の折にお母様からプレゼントされたアコと同型であったため、いつもであればまずはレストアをあきらめるように説得する側に回るT.Tanakaさんも「愛」を感じてしまったのです。 これらの「愛」の衝動の大きさにほだされて私も修理に必要な部品の収集のお手伝いをさせていただくことになりました。 そして、今月になり、やっとレストア完了して、無事退院の運びとなりました。 オーナーさんのお喜びもさぞやとお察し申し上げます。 いや〜、アコをめぐるドラマを見る思いでありました。 アコは魔物、かも知れない。
 

今日の旅立ち  投稿者:川井 浩  投稿日:2008年 4月18日(金)09時04分28秒
  Beltuna Alpstar IV 96M。アルピナ系のアコとして明るく澄んだ音色と迫力のあるベース。塗装仕上げのボディは自然の木目が浮き出て見えて、高級家具・調度品のよう。 MMMLの4リードでミュゼット系の音楽にも、演歌・ナツメロにもぴったりのアコ、「ミ」からスタートの38鍵でひばりちゃんの歌もらくらく。 軽くてコンパクトなのに音量・音質ともにGOOD!
現役リタイア後、市内の老人福祉施設・事業所をアコをもってボランティアとして訪問の毎日です、とおっしゃる静岡県島田市の紳士のお気に召して、旅立ちました。
 

健康第一  投稿者:川井 浩  投稿日:2008年 4月18日(金)05時05分26秒
  鈴木 勝(@横浜)様、お心遣い深謝申し上げます。 まさに、おっしゃられるとおり、気分ばかりはいつまでも若いつもりながら、体力は確実にとうにピークを過ぎ、身体の年齢は確実に増えていくものですね。 年寄りの冷や水といわれないように歳相応にすべきところ、いまだに未練がましく「若気の至り」などと称して、アコパの直前でバイクでこけたり、酒を飲みすぎたり、処理しきれないほどのアコを買い込んだり、どうも、常軌を逸した行動をとりがちな私。 本来反省すべきところを、本当の反省ができずに馬鹿の繰り返しの浅ましさを恥じるばかりです。 しかし、ご忠告をうけてやはりはっとします。 バイクでこけて肉離れでトイレにもいけなかった辛さを思い出せば、健康第一、減塩、運動、麦茶、いや〜、大事ですよね。 ありがとうございます。 がんばりましょう。 でも、あ〜、できるかなぁ〜....と自信の無いばかな私..... なさけない。  

(無題)  投稿者:鈴木 勝(@横浜)  投稿日:2008年 4月16日(水)20時12分16秒
  川井様
お疲れ様でした。
大変なお仕事ですね!川井さんのご海外出張の随時報告を読ませてもらうたび、お体大丈夫かななどとよけいな心配をしています。外見はあのちょび髭ですからどこでも溶け込んでストレスが蓄積する心配はないかも知れませんが、積もり積もった疲労がジワジワと剛健と思っている体に悪影響を及ぼしているのではと心配です。もう若くはありません。お互いに御身大切に減塩、運動、‥‥麦茶、頑張りましょう。年相応に!
 

無事帰国、アコにしがみつく  投稿者:川井 浩  投稿日:2008年 4月14日(月)00時09分42秒
  10日間の欧州出張から戻り、まずは時差との格闘中ですが、会社を開けていた分、仕事も山のようにたまっているものの、いつの間にかアコにしがみついている自分に気が付く。 ビタミンアコ不足によるストレスは大きい。 愛しのアコたちと離れ離れだった10日間の後のアコの音色は心に沁みる。 今週の週末からはアコの花園でお待ちできますので、ご興味のある方は御連絡ください。