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RE;サブドミナント  投稿者:田舎のアコ弾き  投稿日:2008年 2月10日(日)10時06分11秒
  田舎のアコ弾きです。
以前に一度だけ投稿した事があるんですが覚えておいででしょうか?
興味深い話題に私も参加させてください。(笑)

たとえば長調のドレミファソラシド、これは 全音・全音・半音 (全音) 全音・全音・半音と並んでいるのは皆さん承知している事と思います。
そして 「全音・全音・半音」 と言うひとつのまとまりを長調の「テトラコード」と呼ぶそうです。
つまり長調というのは「全音・全音・半音」と言う2つのテトラコードを全音でつないであるものなんです。

そして最初の「ドレミファ」に相当するテトラコードを「下部テトラコード」、「ソラシド」に相当するものを「上部テトラコード」と
言うそうです。
さてここからです。たとえばハ長調の「上部テトラコード」を下部テトラコードと見立ててもうひとつ上に 全音・全音・半音と言う
「テトラコード」を作ると何長調になるでしょうか?
そうです。♯がひとつ付いてト長調です。同じようにテトラコードを上へ上へと積み重ねて行くたびに、♯が一つずつ増えて、二長調・
ホ長調・ロ長調・・・と続くわけです。
ちなみに今度は「下部テトラコード」を「上部テトラコード」に見立てて下へ下へとくっつけて行くと♭が付いて ヘ長調・変ロ・変ホ・・と続くわけです。

いよいよ本題です。ドミナント とサブドミナントの名前の由来ですが、ここからは推測です。
音階を支配する「テトラコード」をドミナント(支配者)と読み替えたら理解できそうです。
サブはやはり下という意味合いだと思います。あたっているかどうかは分りませんが。(笑)

http://accosuki.blog61.fc2.com/

 
re:サブドミナント  投稿者:たしろ  投稿日:2008年 2月10日(日)06時33分27秒
  この話題、久々に真面目な議論を楽しませて貰いました。
話題を振られ、詳細な解説を加えられたペルマン97さん、議論に参加された伊丹のてらさん、吉備英志さん、Mr MORINOさん、どうもお疲れさま&有り難う御座いました。

僕はこれまで正しく理解していなかったようなので、この機会に自分なりに整理を致しました。僕の勘違いは、これまで「主音の第4音を主音とする和音を意味し、第5音の下にあるからサブなのだろう」ということでしたが、特に前半は間違いでした。和音を意味することもあるが、正しくはなかったですね。

そもそも「ドミナント」とは何か。それは「主音を支配的に決定するもの」という意味らしい。そして、これに準じて主音を支配的に決定するのがどうやらサブドミナントの本来の意味で、機能的には主音の下方5度にあるのでどちらの意味でも用いられているようです。

では、主音はどのように決定されるのでしょうか? それは音楽の終止形に良く現れるようです。完全終止形ではドミナントの主調を響かせて曲の主調に導かれますので支配的です。しかし、賛美歌の終止形を思い起こしますとサブドミナントの主調を響かせて主調に導かれますので、ドミナント程ではありませんがこれも確かに支配的ではあります。

一方、音階の音列を考えると主調の音階上の第4音は主音の5度下方の音をオクターヴ上げたものと同じで、「5度下方」がsubやunterが付けられる本来的・機能的な由来なのでしょう。

最後に標準音楽事典(音楽之友社)からの引用を書いておきます。
下属音 subdominant[英] Unterdominante[独] 音階の第4音,主音の下方完全5度,属音に次いで大切な音で,変種音階を構成するときにその主音となる。

残された疑問
・なぜ主音(keynote)があるのに、この相対的な関係音を「ドミナント(支配者)」と命名したのか? 主人より奥様の方がホントは強いということと同じなのか?
・なぜ「ドミナント」を「属音」と訳したのだろうか? やはり日本人は主従関係をハッキリさせておかなければ気が済まなかったのだろうか?
 

今日のご注文  投稿者:川井 浩  投稿日:2008年 2月 9日(土)20時25分35秒
  Fantini SCR/37/CはMMLの3リードに72ベースのコンバータータイプのフリーベ−スアコ。 今回のご注文はこのコンパクトなボディに特別注文で4リードを埋め込み、ベースも標準の72から96にアップしたもの。 もうほとんど最初から手作りというモデル。 完成まで3ヶ月を待っていただくことになりました。 いいリードも入れて、弾くのが毎回楽しくなるアコに仕上がる予定。
 

今日の入荷  投稿者:川井 浩  投稿日:2008年 2月 9日(土)19時56分36秒
  Guerrini Musette 37。 イタリアでは有数のアコメーカーです。 37・96のミュゼットアコ。 MMMの明るいサウンドはやはりこのタイプのアコの特徴です。 このアコを買ったらもう暗くて辛い音楽は弾いては入られません。 明るく楽しい曲をやるっきゃない。
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http://www.akkordeon.jp/Demono/Guerrini%20Oxford%203.htm

 

今日の入荷  投稿者:川井 浩  投稿日:2008年 2月 9日(土)19時29分19秒
  PiermariaボタンアコMMLブルー、ベルトもブルー。 ミュゼットがお好きな方はピエールマリアがお好き。 そのピエールマリアの新品同用品を格安にご提供します。 言っちゃいますけど、早いモン勝ち。 前のオーナーさんはご購入以来数時間しか触っていないという程度のまっさらの新品と同等品です。 別のアコをご注文いただいたので、下取りさせていただきましたが、まだ新品の香りが残っている一品。 それでこの価格は安い!
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http://www.akkordeon.jp/Demono/Piermaria%20button%20-%20blue.htm

 

興味津々でした。  投稿者:Mr MORINO  投稿日:2008年 2月 8日(金)18時35分45秒
  理論を興味深く読ませて頂きました、それぞれ面白かったです、大山鳴動鼠一匹の感はありますが、小生思ってもみない事で、やはり自己流で60年弾いてきたのに、サブドミナント
など久し振りと,言っては失礼極まりないですが?
 

理論は後から?  投稿者:伊丹のてら  投稿日:2008年 2月 7日(木)23時51分28秒
  ベルマン97様、吉備英志様、為になるレス有難う御座います。ベルマン97様も吉備様もかかれているように、やはり実践が先にあって、その方法論が受け入れられて理論が構築されるというのが筋道なんかなぁという気がします。やってみる前にこうせなあかん、ああせなあかんというのでは器をあらかじめ決められたみたいで自由度が少ない気がします。「誰もやったことない、俺が最初や」っていうパイオニア精神がアコには大事なのかもしれませんね!  

理論と実技  投稿者:ペルマン97  投稿日:2008年 2月 7日(木)21時51分57秒
  吉備英志様、究極のレスポンスありがとうございます。はい、正にその通りでございます。
屁理屈こねてる暇があったら練習せいっ!!と、自分に言い聞かせております。ご容赦を。
 

ちょっと、まって、ぼくにも、なんか、かかして  投稿者:吉備英志  投稿日:2008年 2月 7日(木)05時34分13秒
  ベルマン97様の、投稿、今日の朝から、行ってた、スタジオで、見てて、なんか、面白そうなこと、書いてあると、思って、早く、僕も、なんか、かきたかったんですけど、そこの、コンピューター、にほんご、うたれへんで、はやく、かえりたかってんけど、ひかなあかんこと、ぜんぜんようひかんで、やっと、今、うちに、かえってきて、かきます。とりあえず、僕、音楽理論の、事、何も、わかれヘンから、トニックとか、いう、ことばも、しらへんかって、昼間、その、スタジオで、イタリア版の、ウィキペディアで、イロイロ、見てみたんですけど、ほんなら、それでは、トニカに、たいしてドミナンテは、5度上、の、音以外、何も、たいしたこと、書いてなくて、ソットドミナンテは、トニカに対して4度上、の、音いう事以外、何も、たいしたこと、かいてなくて、それでも、イタリア語では、サブ、とは、言わず、ソット、つまり、したの、いう事で、ドミナンテのスグ、したが、ソットドミナンテで、けっきょく、でも、トニカから、4ど、うえ、ゆーことは、5度、したの、おとと、ぼくにとったら、どうかんがえても、おんなじで、その、かいしゃくの、違いが、いったい、本質的に、どう、違うのか、おんがくりろん、しらへん僕には、さっぱり、わかれヘンのですけど?ところで、はなし、すこし、かわりますけど、とうとう、なくなってしまった、あのルチアーノ パヴァロッティ氏にかんして、なんねんかまえ、新聞で、彼は、譜面読めなくて、全部、聴いて、曲覚えてる、ていう、記事が、おおきく、大手新聞に載って、さわがれたことが、ありました。僕の、友達の、ひとりの、わりと、ゆうめいで、日本にも、昔、レコード、入ってた、歌手、ロミーナ、パワーも、ふめんよまれへんし、つまりは、そういう、ひとたちって、トニカや、言うても、”アクアトニカ”トニックウォーターのこと?いうことに、なるし、つまり、トニカやソットドミナンテのこと、別に、そんなに、ふかく、かんがえへんでも、音楽の、表現には、何にも、さしつかえ、無いのと、違いますか?ごめんなさい、僕は、本当に、りろんてきなこと、なんにも、わかれへんから、単純に、そう、思って、こう、かいてう、だけですので。  

楽典いろいろ人生いろいろ  投稿者:ペルマン97  投稿日:2008年 2月 7日(木)02時20分39秒
  伊丹のてら様、初めまして。早速のレスポンスありがとうございます。この機会に改めて資料を漁ってみましたら、色々面白い事が分かって来ました。ダイアトニック・ノートの呼び方をフランス語の楽典で見てみると、tonique/sus-tonique/mediante/sous-dominante/dominante/sus-dominante/note sensibleです。7番目が面白いですね。「敏感音???」フランス語の辞書では味も素っ気もない「導音」と訳されていました。
英語では、tonic/supertonic/mediant/subdominant/dominant/submediant/leading noteです。2度音は大体「主音の上」という言い方をするようですね。ドイツ語だけはsubmedianteで、「中間音の下」です。ここで問題?なのは、英語で6度音をsubmediantと言うんですね。これは3度音mediantに対しtonicから下に3度下がった音であると、明確に図解入りで書いてあります。そしてさらに4度音subdominantもまったく同じ理屈で、5度音dominantに対し、tonicから下に5度下がった音がsubdominantであると、これも図解入りで明確に示されています!! 教科書にこう書かれては仕方ありませんね。ちなみにこの英文資料は「The AB Guide to Music Theory/Eric Taylor」です。
中国語の楽典も持っていたのですが、現在残念ながら行方不明。何か面白い発見があったかも・・・。
結論として、「トニックを中心にして5度上に位置するのがドミナント、5度下に位置するのがサブドミナントであるという言い方は正しい」という事になりましょうか。