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Brandoni KingLine Cassotto 148  投稿者:川井 浩  投稿日:2007年12月 8日(土)20時28分59秒
  MIDIAKI様のBrandoni KingLine Cassotto 148はダブルリベット仕様ではありませんが、最高級ハンドメードリード付のパワフルマシンです。 骨太でパワフルな音色はこれまでの日本市場ではあまり耳にできなかった音色です。 というのはこれまではExcelsiorとBugariの販売店しかないような状況だったため、このような欧州を中心に高級アコとして定評のあるアコの紹介が一切されてこなかったからです。 この掲示板をごらんになっていただければお分かりのように、これまで売られてきたアコだけが最高のアコであるかのような印象はできるだけ早く訂正・修正して、広くさまざまなアコやその音色があることを認識していただきたいと思っています。 アコのある人生がさらに広がり、奥行きのあるものになることは間違いありません。
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アコと調律  投稿者:川井 浩  投稿日:2007年12月 8日(土)20時14分50秒
  芹沢朋さんのコメントを読むと、調律ということの大事さが改めて実感されます。 この場合の調律というのは正しい周波数に調律するという本来の意味と、トレモロをどのようにデザインするかという二つの意味があります。 前者の本来の調律はまぁ、できて当たり前とも思われますが、それでも結構奥が深い。 どのぐらいの空気圧でどのように音が立ち上がるのがいいのか、それもいくつものリードがお互いに自己主張しすぎずにひき立てあって、美しいハーモニーを奏でるか、など気をつけなければならない点はもっとあるのだろうと思います。 さて、その本来の調律とはちょっと意味合いが違うとは思いますが、トレモロの設定についていえば、基本の440Hzないし442HzのMの音に対して、もう一つのMないしは、さらに3つ目のMをどのような周波数するのかという問題です。 それも、低音域、中音域、高音域のどこで、どのような音の干渉、あるいはうねり、つまりトレモロを発生させるのか、あるいはさせないのかも含めて、これはトレモロの設計ないし調整とでもいうべき問題があるのです。 とくにミュゼットなどの場合、MMMの3つの周波数をどのようにずらして、どのようなトレモロを発生させるかによって同じモデルのアコでもまったくと言っていいほどの音色の差が生まれます。 今回の芹沢朋さんのBrandoni Model 133 Wood Special Double Rivettモデルは、そのダブルリベットの純正ハンドメードリードだけでもすばらしいのですが、そのトレモロを設計し、調整なさった調律の鉄人、ハンドル名「パパさん」のことに触れざるを得ません。 もともとEngineerであり、アルペンアコの愛好家である彼のあくなき研究心から生まれたトレモロの黄金率はこのBrandoniをさらにTune upし、メルセデスをベースにAMGをつくってしまったという表現があたっているように思われます。 それを操るのがセナかミヒャエル・シューマッハだったらどうだろう。 あ、素敵な女性の芹沢朋さんですからセナやシューマッハはまずい比喩ですが、その剛性の高いシャーシーと足回りにしなやかでパワフルなエンジンと16段ギアを操るのが、白魚のような手だったりするわけだな。 何が言いたいんだろう、僕は。 そうそう、調律です、トレモロです。 これ、結構大事な要素ですね、アコ選びには。 そして、アコによってはそんなアコにTune Upすることも可能ですが、スバル360初期型からスーパーカーを作ることは、無理!  

バロン・ブリーニ  投稿者:川井 浩  投稿日:2007年12月 8日(土)14時42分8秒
  伊丹のてら様、ご投稿ありがとうございます。 たしかに私はバロン・ブリーニとの取引もコンタクトもありませんので、あまり情報は持っていません、大手メーカーのひとつであることには違いないようです。 以下は、他のアコメーカーなどから私が小耳にはさんだ情報ですので、あくまで風評というふうにご理解ください。 バロン・ブリーニのオーナーはかなりのお金持ちのようで、アコのビジネスをやらなくても裕福に暮らしていけるほどなのだとか。 アコ製造・販売の考え方はどちらかといえば大量生産、低価格販売を目指していて、時間をかけていいアコを作るという考え方はどちらかといえばなおざりというか、効率第一主義という風評です。 たとえばExcelsiorのように実際にいくつかアコのメーカーがつぶれたりすると、そこの技術者は他のアコメーカーに仕事を求めて移動することがよくあります。 またそれと別にバロン・ブリーニでは資金力にものを言わせて技術者の引っこ抜きなども行うものの、高い給料につられてはいったものの、いいアコを作るための時間的余裕をもらえないので、ストレスがたまりやっぱりやめてしまう技術者も多いという話でした。 また、同じく資金力にものをいわせて、他のアコメーカーの代理店に製品の寄託などをしていい条件でアプローチし、遠慮会釈なく売り込みにいって、販売網を横取りするという言い方をする人もいました。 ただ、これらも他のアコメーカーのやっかみも半分入っていると理解するほうが現実的なような気がします。 裏返して考えれば、効率的な生産を行い、コストをできるだけ下げ、 従業員の勤務モラルを厳しく管理し、営業もアグレッシブなため、販売網も拡大している、と理解できなくも無い。 ただ、最終的には出来上がった製品のグレードや品質がどの程度のものかということがキーになると思われます。 その意味では伊丹のてら様の素直な感触とFeelingがもっとも信頼できるということにもなるかもしれません。 バロン・ブリーニのWeb Siteはまだ工事中のため、どのようなモデルか正確にはわかりませんが、もし本当にHand Made Type Reedが使用されているとすればSemi Hand Made Reedという言い方では場合によってはその下のグレードのDural ReedとかExport Reedとか呼ばれるタイプのリードであるかも知れないかな、とも思われます。 価格をお知らせいただければおよその見当はつくかもしれません。 もっとも、MMMLの場合はチューニングひとつで音色もだいぶ趣がことなることがあります。 芹沢朋さんもお書きになっているように、調律ひとつでアコの音色はガラッと変わる場合もあります。
あと、お手持ちのアコのオーバーホールないし点検はしてみる価値は十分あります。 少なくとも不調の原因追求と修理費用の見積もりはお取りになって、例えば、思ったより廉くオーバーホールができたり、修理が廉くあがる場合もあります。 ただ、やはりアコはメンテナンスには在る程度の手間隙がかかることはご認識いただいておいたほうがいいかと存じます。
 

Hohner Morino VN  投稿者:片岡 恭彦  投稿日:2007年12月 8日(土)11時46分53秒
  欲張りな私は今年の7月から12月の頭に掛けて、安い楽器のみ4台買いました、貧乏ですから此処の記事に出てくる様な目の覚めるような新品の名器ではありません。今回手にした1980年代の Morino は、やはり小生の好きな音が湧き出て来る感じです,今迄はExcelsior(新古品)一辺倒でしたが、初めて試奏した途端、ド素人の妻が「全然音色が違う!」と言うのです、具体的には説明不可能ですが、成る程と思いました。Accが専門では
ないので、詳しい事は知りませんが、楽器にとって古き良き時代のドイツだったのかな?と
私なりに思いを巡らせた次第です。
 

ブランドーニを使おう  投稿者:MIDIAKI  投稿日:2007年12月 7日(金)13時35分39秒
  芹澤さんの Brandoni のリードはダフルリベットだそうですね、素晴らしいとの感想を聞くと、私も Brandoni148をもっと使って練習しなければと思います。
私のは、MMHLセットでミュゼットでは無いけれど明快な発音で楽しんでいます。
これからもご活躍下さい。
 

ありがとうございます  投稿者:芹澤朋  投稿日:2007年12月 7日(金)01時01分20秒
  ブログのお知らせをしたばかりに・・大変にお手間をおかけして申し訳ありませんでした。

か・・川井さん。。。
なんだか・・・ブランドウニはその通りなんですが・・・
私に対するコメント・・恥ずかしい感じです。。
えっと。。まあ地道にやっております。

しかしながら、この楽器、調律がやっぱりすごいんですよ。
まずアコーディオンに対する調律の概念が変わります。
フルート 弦楽器・・一緒にバロックを演奏できてしまいます。

「うわあーー442だ。しかしこのアコーディオンは
へたなピアノよりはるかに頼りになるね」

弦楽器奏者の子にチューニングのためのAを出していたときにゆわれました。

もうほかの楽器が演奏できなくなるのです。
耳が変わりましたよ。
 

バロン・ブリーニさんについて教えてください。  投稿者:伊丹のてら  投稿日:2007年12月 6日(木)23時28分9秒
  拝啓、川井様。掲示板&出物・新品アコーディオンのコーナーをいつもわくわくしながら拝見しています。ところで、最近、愛器TOMBO T-801の調子がいまいち良くないので、他のアコーディオンも触ってみるべく、大阪そごうデパートの三○楽器に行ってきました。店頭にトンボ経由でバロン・ブリーニというブランドのミュゼット・チューンのモデル(MMML)がありましたので店員さんにお願いして試奏させてもらいました(BB−96Cだったような)。
 結果としては、「ふーん、こんなもんなの?」という感じで、もひとつ感動しませんでした。カタログを見せてもらったところ、「セミ・ハンドメイド・リード」という表記がありまして、「どんなリードなんですか」「どんなメーカーなんですか」とお伺いしたところ、返答が帰ってこない状況でさっぱり要領を得ませんでした。川井さんの取り扱いメーカーとは違うことは重々承知しておりますが、「バロン・ブリーニ」というブランド、メーカーについてお教え願いたく
お願い申し上げます。また我が愛器が購入後17年目にして(実質稼動は半分ぐらい)、いよいよベローの空気漏れ、リードのビビリ等出てまいりました。ようやく鳴りが良くなってきたかなというところで、愛着もあり、金は無しで手放すのも惜しい気がします。良い方法がありましたら、併せてご教授いただければ幸いです。宜しくお願いします。
 

kum様、お待ちしています。  投稿者:川井 浩  投稿日:2007年12月 6日(木)01時05分45秒
  書き忘れましたが、kum様、アコが車より先というのが、アコ好きの証明、ですね。 ぜひお遊びにお越しください。 お目にかかるのを楽しみにしています。  

BLOGへのLink解決しました。  投稿者:川井 浩  投稿日:2007年12月 3日(月)23時27分32秒
  Kum様、アドバイスありがとうございます。 早速調べてみたらまさにその通りでした。 ソフト上のバグかもしれません。 早速書き直したらすぐにLinkができるようになりました。 ありがとうございました。 今後ともよろしくお願い申し上げます。  

Re.BLOGへのLink  投稿者:kum  投稿日:2007年12月 3日(月)21時48分42秒
  ごぶさたしております。
mixiのことは解りませんが、芹沢さんのBlogへのリンクは、表示されているアドレスと、タグに記述されているアドレスが違っていることが原因かと思います。

現在ソースを確認させていただきましたところ、タグ内(<a href="の後の部分)に記載されているアドレスは「http://www.cosette.info」となっておりますので、この部分を正しいアドレスに書き直していただければ、直接リンクできるかと思います。

折角ですので、少し近況を・・・
予定より随分と時間がかかりましたが、この秋にやっと免許と車を手に入れました。
アコやキーボードを積んで、近所へのボランティア演奏にもぼちぼち出かけています。
まだ都内を走る勇気はないのですが、いずれ、アコを積んでお邪魔したいと思っています。