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楽譜によせて  投稿者:川井 浩  投稿日:2007年12月 3日(月)10時14分31秒
  MIDIAKI様に教えていただいたNet上で入手できる楽譜のサイトです。 好きな曲だけダウンロードできるのもすばらしい。 自分で使うものはちゃんと著作権料を払って堂々と使うようにしましょう。 違法コピーがでまわるのではブランド物のコピー販売と境目が見えなくなります。 もっとも、100%コピー商品が出回るのは、それに対する需要があるからだともいえるし、ブランド品が法外に高すぎるというのもあるかもしれない。 コピー製品に対抗するするには単価を上げてビジネスしないと儲けがでないということもあるのかもしれない。 であれば、がんばっていいデザインのものを適正価格で販売すればビジネスチャンスがあるということではないかとも思われる。 でも、消費者がものの価値を判断する目を持っていない国ではブランド品が売れる。 日本は消費者が物を選択する目を持っていないということになる。 アコでも同じ。 ブランド品というものはどんな経緯でそのブランドの地位ができたのかを知らないと損をする。 今日の日本における有名ブランドといえば、Excelsior、Bugari、Hohnerあたりだろうか。 Bugariは健在だが、Excelsiorについては昨年末倒産、Hohnerもかつて倒産して今や中国資本となっている。 Borsini、Brandoniをはじめ、Europeでメジャーなブランドがまだ日本に広まっていない。 まだ、日本で通用するブランドにはなっていないということだが、実際に使っていただいているかたの評価は非常に高い。 ものの価値を判断できる人に使われ始めているということだ。 その違いや実際の音色や弾き心地を試せるアコショップもこれまでは無かった。 アコは高いだけでなく、人の心にきわめて近いところで響く楽器だ。 本当にいいものを、本当に気に入ったものを、ご予算にあわせて一番いいものを選べるということは大切なことだと思う。 引き続き本邦未公開アコを開拓中です。

http://www.d-score.com/cover.html

 

BLOGへのLink  投稿者:川井 浩  投稿日:2007年12月 3日(月)08時48分59秒
  私の腕前が低いせいか、Web SiteからBLOGへのLinkがうまくいきません。うまくいくBLOGもあるのですが、MixiにBLOGにもうまくLinkできません。 芹沢朋さんのexblogにもうまくLinkができませんでした。 Linkページの芹沢朋さんのexblogへはBLOGアドレスをInternet Explorerなどのアドレスにコピー・ペーストしていただくか、入力していただかなくてはなりません。 一度入れた方は「お気に入り」に入れておくことをお勧めします。 どなたか、exblogやMIXIなどへのLinkのコツを教えていただければ幸甚です。

ところで、芹沢朋さんの演奏とそのすばらしいBrandoni Model 133 Wood Special Double Rivett Typeの音色を体験したい人は彼女のBLOGを「お気に入り」に入れて彼女の演奏予定表を注目してください。 来年からはばりばりと演奏活動をなさるというので、今から楽しみにしています。 アコーディオンの音色の新しい標準というかあたらしい世界があなたをお待ちしています。 日本におけるこれまでのアコの音色の概念をがらっとかえる可能性を大いに秘めた彼女の演奏とBrandoni Model 133 Wood Specialに請うご期待。
 

Brandoni Model 133 Wood Super Musette  投稿者:川井 浩  投稿日:2007年12月 2日(日)21時45分40秒
  芹沢朋様、ご連絡ありがとうございます。 Brandoni Model 133 Super Musette、ダブルリベット仕様のSpecialハンドメードリードに、仕上げのトレモロを典型的なミュゼットチューニングではなく、上のMの周波数のずれよりも、下のMの周波数のずれを少なくした、いわばアルピナタイプのチューニング、あるいはSlovenjanチューニング。 オールウッド仕上げのボディは見た目も美しく、仕上げもきれいで、弦楽器のような風情。 ダブルリベット仕様のSpecial Hand Made Reedは弾き込めば弾きこむほどなじんで音量・音色ともに最高の仕上がりになっていく。 まさに至福の音色となる。
そんなアコをかなでる芹沢朋さんのすばらしい演奏とあいまって、すばらしい音色になっているのだと思います。 お引越しやら、お仕事やら、大変な一年が過ぎようとしていますね。 そう、悲しいことがあっても、乗り越えられる! 芹沢朋さんを応援しています。
 


お世話になっております  投稿者:芹澤朋  投稿日:2007年12月 2日(日)19時08分44秒
  川井さん、お元気ですか。
いつもお世話になっております。
川井さんの近所から引越し、生活もだいぶ落ち着いてきました。

ブランドウニさんはどんどんなじんできていて・・本当にすばらしい楽器です!
この楽器をちゃんと生かす場でのコンサート活動を来年はやってゆきますよー

アコーディオン関連を綴ったブログを開設しました。
よろしかったら遊びにいらしてください。

画像は滋賀県守山市でのコンサート
昨日無事に終了。

ブランドウニさんの調律の良さはメンバーにも奇跡的と・・大好評。
クラシックをきっちり奏でられる楽器・・
悲しいことがあっても弾いていて・・癒される
そういうすばらしい音を持っています。


http://potanpotan.exblog.jp/
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今日の旅立ち  投稿者:川井 浩  投稿日:2007年12月 1日(土)11時58分37秒
  Bugari-Armando 288 Gold Plusは現在Bugari-Armando社製のピアノアコの最上位機種。 これまでの288 Goldや288 Silverのさらに上をゆく、Bugari-Armandoがさぁ、どうだ! と世に問うた自信作だ。 いやー、エレガント。 いやー、気密性が高い。 蛇腹に空気の無駄がほとんどない。 リードは最高級ハンドメードリード付で、音色・音量たるや奏者の気分をそのまま伝えるすばらしい出力。 奏者も聴衆も同時に感動させるアコは数が少ない。 うまい人が人が弾けばそれ以上に聞こえ、下手が弾けばあからさまに間違いがわかる、ミキティーのスケートシューズのブレードのようなアコだ。 今日はある著名なアコ愛好家にそっと抱きかかえられてお嫁入りしました。 日本にはBugariの稼動数はかなりあると思われますが、この288 Gold Plusは恐らく日本では第一号だと思います。
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ピエールマリ子さんにお会いしました  投稿者:parmerhuse  投稿日:2007年11月28日(水)15時34分21秒
  こんにちは。岡山に行ってきました。ピエールマリ子さんのすばらしいソロ演奏に感動しました。柏のアコパ以来の再会、嬉しかったです。大阪から普通列車で四時間、心をときめかせながら岡山に到着したときは感激しました。お年寄りのサークル員が多かったですが、みなさん、かくしゃくとした演奏ぶりでした。アコの交流はやめられません。

http://blog118.fc2.com/musselbellows

 

私の知るかぎりでは スロベニアの音楽は ローマでは いっさい手にはいりません。  投稿者:hideshikibi  投稿日:2007年11月27日(火)06時04分5秒
  ローマは、観光の町です。生演奏やる店は ほぼジァズで、あと観光客を対象にした、ありきたりのカンツォーネやる店が、すこし、のこってます。でもほんとうに生演奏なにがしかまいにちやる店は、はとんどローマにも、イタリアにもなにもかんけいない音楽やる店です。クロアチアは、お金持ちが、バカンスでよくいくみたいで、夏がちかくなれば、クロアチアの観光の宣伝、テレビで、よくみます。でもクロアチアの音楽が、紹介されたことなんて、絶対ないと、思います。tango argentinoは、みんなやっぱり、ラテンの血が、ながれてるかして、みんなすきです。そういえばtango argentinoやってる、レストランあります。でも、毎日演奏してるわけでなく、週に、金、土とかです。cd屋さんいっても、ほとんど,売ってる、ものは、かぎられていて、イタリアの曲でも、古いものは てにはいりにくいです。ただ、音楽にかぎらず、どんなものでも、手に入る情報量は、すくなく、たぶん、逆に、日本のほうが、ほしいもの、ほしい情報が、すぐ、なんでも手に入る、夢の国、のようなきがします。あと、何日か まえ 偶然何人かで、イタリアの 経済のはなしになっって、僕は、あんまり、そういうの、詳しくないんですが、自分なりに、思うことを、┌日本は、第二次世界大戦で、敗戦してから、ずっと、いまだにアメリカの奴隷だ。┐と、いったら、ほか、みんな、口 そろえて、┌自分たちもそうだ。むしろ、イタリア国民の経済は、そうであることを、のぞんでいる。というこたえが、かえってきました。また、かのうなかぎり、ローマの、音楽や、アコーディオンの、こと、かくようにします。それから、話かわりますが、私のyoutubeのことで川井さんとか中村さんとかに、過剰ぐらいに、ほめていただいて、なんか、はずかしいんですが、じつは入れるようになった、もともとの動機は、そんな、たいそうなもんでなくて、ビデオとるいうことは、音だけ録音するノンと違って、つぎはぎ、トリック なしで、わたしのばあい、ものすごい数、の曲、いつもなんでもかんでも、こんなんやったら、あかんのに、と思いつつも、結局、毎日、ひきながしておわりにしてしまってたんで、youtubeに入れる目的があったら、もうちぉっとまともに練習するわ、と、おもったからです。youtubeいれたあとで、さらに、自分の、演奏、見てみて、ここがものすごい走って、ひいてる、とか、ここが、まだ、おとわかってへんのに、ゆびにまかせて ひいてるとか、全然リズム感悪い、とか、いろんなことガ新しくわかって、youtubeに、いれたあとで、その曲、もっとまともに、ひけるように、なります。日本のアコーディオンの、みんなも、もっと、youtubeに、どんどんいれてみたらいいのに、とおもいます。変なの入れたら罰金とられるわけでもないし。私のようなほぼソロリサイタルとかありえないひとにとって、すごい練習になるとおもいます。buona notte 26 nov.2007 kibi  

世界のアコシーン  投稿者:川井 浩  投稿日:2007年11月26日(月)09時52分7秒
  忙しさにかまけて延ばし延ばしにしていたYou Tubeのアコシーンをリストに載せる作業をやっと完了しました。 1800を越すアコシーンを集めたことになります。 もっとも、著作権の問題などで取り消されてしまったお宝映像も多くちょっと残念ですが、どう見ても無料で公開してもビジネスにはあまり影響がなさそうなものまで消されていて法律や権利とはいえ、50年は待たなくても、ある程度古いものは公開すべきだと思います。 むしろ積極的に期限前に公開することで、その関係者の宣伝にもなるのではないかと思います。 しかし著作権が演奏者一人の権利ではなく、作曲者、作詞家、その他関係者お利害がからむことになるためでしょうが、なかなかそうはいかないようです。 でもそんなめんどくさい話は別にして、あらためて「世界のアコシーン」をサーフしてみてはいかがでしょうか? 新しい発見があるかもしれません。 あなたのお気に入りの映像はどれでしょうか?  

Slovenja, Euro, 民族感情  投稿者:川井 浩  投稿日:2007年11月24日(土)21時07分35秒
  はじめは偶然に目にしたLojze Slak楽団のv dolni tihiの舞台演奏での熱狂でした。 まずはこの聴衆の熱狂に驚き、不思議な感覚に捕らえられ、演奏が終わる前にすでに涙がでていたことを思い出します。 強烈な印象でした。 こんなおじいさんが舞台でアコ一台とギター、ベース、コーラスで館内総立ちの聴衆がうなりをたててゆれて大唱和している光景はほとんどショックでした。 そんな曲を聴いてみたくて、イタリアからドイツに急ぎかえらなくてはならない1千kmの自動車の旅を急遽思い立ってスロベニアにハンドルを切ったのもなにかせかされるものがあったように記憶しています。 おりしも到来した嵐と落雷と大雨のなか真夜中に地図も無いまま到着したLjubjanaでやっと見つけたホテルで一夜明ければ快晴の6月の初夏の雨で洗い流されてすがすがしいLjubjanaの町並みの週末。 そこは昨晩がうそのように天国に一番近い国のような風情。 市の中心に向かって川沿いに歩けば、どこからとも無く聞こえてくる聞き覚えのある音楽。 v dolini tihiだ! どこから聞こえてくるのかむなしくその音色の流れてくる方角を探すLjuljanica河のほとり。 かすかに聞こえる音色をたどればそこは川沿いの町の市のたつ広場だ。 若い3人のグループがSteyrisch Harmonikaとギター二台で演奏し歌っていた。 それがZdolmarjiのグループだ。 v dolini tihiには感動したことを伝えたときにその若者の目がかがやいたことを忘れない。 この美しい歌の意味が知りたいと伝えたのが6月の16日の土曜日。 昨日になってこの若者からメールが入り、僕との出会いを忘れていない。 英訳を送る。 新しくメンバーを一人加えて、4人となり、Web Siteも開いたということだった。 その出会いについては「アコーディオン彷徨」の今年のレポートに詳しいので、ご参照ください。 うれしい出会いでした。 そして、このv dolini tihiという歌が言葉の意味を超えてメロディーだけでも人の心をつかみ、離さないということを実感しました。 もちろん、言葉の意味がわかればさらにその意味の深さも胸を打つものでした。 今回は残念ながら思いつきでイタリアからドイツに帰る途中で立ち寄ったSlovenjaでしたが、いつかもっとゆっくりと時間をとって、Slovenja、Croatia、Bosnia-Herzegovina、 Montenegro、Serviaなどを旅してみたい。 Bosniaに入ればそこはもうかなりアラブ圏。 この文化のルツボ感がなんとも魅力的だ。物事の価値を図る基準がこれほどに違って見える文化が隣り合い、交じり合い、主張しあう地域も珍しく感じます。 そしてどれもがそれぞれに美しく、自己主張している。 残念ながら、文化の違いや言語・風習・宗教の違いが摩擦を呼んで、一部ではまだ内戦状態にあることも確かだ。  それもわれわれが共存していくための知恵・手段を提供してくれそうな気分にもなるのです。 それぞれの文化の歴史としがらみのなかで独自の文化を色濃く保存しようとする気分が高まれば高いほど民族的な特徴や自己主張がみられて、この地方の民謡、民族舞踊、民族衣装、食事、風習などなど興味は尽きない。 美しい自然の残る地域ながら、一歩道路を踏み外せばそこは地雷原だったりする悲しい現実もある。 現実は美しいものばかりでもない。 経済は破綻しているだろう。 政治も未成熟だろう。 マフィアやギャングも横行しているだろう。 いまだに暴力がまかり通っている場所もあるのだろう。 治安もまだ100%とはいえないだろう。 長期の共産独裁政権による密告制度から人心がみだれ人間不信に陥っている人も多いだろう。 宗教間の摩擦も火種が消えたわけではない。 憎悪が憎悪を生む憎悪の悪循環も断ち切るのは容易では無いだろう。 そんななかで歌われるv dolini tihiやDa te mogu pismom zvatiは遠い極東のこの地において聴いても涙と感動を誘う人生の応援歌なのだろう。 日本の戦後にはりんごの歌があり、新雪があり、東京キッドがあった。 これらの国の将来が安らかなものであることを祈りたい。 そしてアコが、歌が、そんな苦悩を乗り越えるときの大いなる力になっていることをアコ好きとして誇りに思いたい。  

(無題)  投稿者:中村  投稿日:2007年11月24日(土)19時13分13秒
  川井様、やはり現地を肌で感じているご意見、深く説得力があります。
ユーロ圏は他の国をさんざん巻き込んで恩恵をもたらしているのはごく一部なのに酷い話ですね。ユーロで買い物をしようと考え出した時からそれは感じていました。
ドルに比べて高いですよね。ユーロ!すみません話がそれました。
戦争を経験していない僕もV dolini tihiのその深い意味を考えると胸が苦しくなります。
民族間の紛争などがない平和な国でとりあえずよかった…
自分の国を考えると先人達の犠牲のもとに成り立っている日本の一時の平和に感謝を覚えます。
あの熱狂・手拍子は凄いですね。きっと皆、胸に熱いモノを持っているんですね。
もらい涙+感動!でも不思議と心が和みます。
わが国の国に対する国民の不信感はすごいですよね。でもなぜかまだ支持者がいるのは自分の世代から観ても納得行きません!毎日が不祥事の積み重ねですもんね。

ベースカバーはやはり無理ですよね。言われてなんとなく気づきましたが演奏していて傷だらけになりそうです。そしてアコーディオンに見えなくなっちゃいそうですよね(>_<)