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心の旅路はCroatiaへ  投稿者:川井 浩  投稿日:2007年 6月28日(木)01時21分42秒
  たしろさん、ご投稿ありがとうございます。 フランソワーズ・アルヌールときいて、おもわずそわそわしてしまいました。 アマリア・ロドリゲスの歌、すばらしいですね。 特に、ピアニッシモからフォルテまでの幅広いダイナミックレンジを自由自在に泳ぎまくるような歌唱法は胸にじんときます。 まさにたしろさんのおっしゃる「歌のワンフレーズを一回のベロー操作で処理することを考えてみるだけでアコ技術上達の秘訣の一つではないでしょうか。」には同感です。 このたしろさんの言葉を読む前に私もまったく同じこと、ないし似たことを考えていました。 普及品のアコで勇ましい曲を一本調子で弾いていて、あるひ、ちょっとグレードの高いアコを弾いてみると、なんと、本当に自分が歌うよりもさらにうまくピアニッシモからフォルテまで蛇腹とリードがついてきてくれる、あるいはリードしてくれる。 いいアコを使うとうまくなったように感ずる要素はいろいろありますが、なんといっても蛇腹(空気の流れ)の微妙な動きに敏感に、そして正確に反応するリード、これは高級アコの条件ですね。 これをひとたび味わってしまうと、なかなか勇ましいばかりの、常時Maxで鳴らしたてるアコに疲れを感じたり、自分の感情と違うところをアコが爆走しているように感じて、気持ちのずれを感じることがあります。

さて、たしろさんが情報をインプットしているときと同じころ、私はバルカン半島を心の旅路にでておりました。 Sloveniaから実際は北に向かったのでしたが、心は南に向かっていたのです。 Sloveniaの首都Ljubljanaから進路を南にとれば、100kmもいくかいかぬかで早くも新生クロアチアに到着します。 アコの音色を求めて南下をはじめた私にCroatiaではアコの音色は聞こえませんでしたが、そのかわり、美しい風景と苦難の歴史のなかに、やっと独立を勝ち得て、建国の喜びを、苦難の思い出のなかに喜ぶ人々の様子がうかがえて思わず鳥肌がたってしまいました。 すでに、涙。 3つ−4つのクロアチア紹介のビデオに続く大ホールでの感動の歌と演奏をお聴きください。

Croatia - Milo moje
http://www.youtube.com/watch?v=-aFN2cfBsRM&mode=related&search=

Ja te volim, Hrvatska
http://www.youtube.com/watch?v=kEAk8hkKCYo&mode=related&search=

Croatia - Lijepa li si
http://www.youtube.com/watch?v=n35lzeLJ-yc&mode=related&search=

Klapa Maslina - Da mi nije moje dice
http://www.youtube.com/watch?v=twjyN8s6A-A&mode=related&search=

Klapa Intrade - Croatio iz duse te ljubim
http://www.youtube.com/watch?v=-NpvUA8Eyqw&mode=related&search=

Klapa Maslina - Da te mogu pismom zvati
http://www.youtube.com/watch?v=YNScVf4lyyA&mode=related&search=

Klapa Intrade - Ku?a kraj ferala - Trogir Valentinovo 2007
http://www.youtube.com/watch?v=twjyN8s6A-A&mode=related&search=
 

暗い艀  投稿者:たしろ  投稿日:2007年 6月28日(木)00時04分44秒
  1954年のフランス映画「過去を持つ愛情(原題:Barco Negro)」のテーマ曲「暗い艀」は一躍ポルトガルの音楽「ファド」を世界に広めたようです。

あらすじというか、実は僕もストーリーまでは記憶していませんが、お話としては「殺人を犯してそれぞれ追われる男女が出会い、恋におちたダニエル・ジェランとフランソワーズ・アルヌールがつかの間に行ったリスボンの酒場で、歌われるのがかの一世を風靡したファドの女王アマリア・ロドリゲスのうたう『暗い艀』であった。」ということですが、どうぞ映画の主題歌に耳を傾けて下さい。きっとお聞きになったことがあるのではないかと思います。

映画の舞台となったポルトガルのリスボンの風景写真付き
Barco Negro by Amalia Rodrigues
http://jp.youtube.com/watch?v=GdJYzzyO7nc

比較的映画のイメージを伝えるアニメ映像付き
Barco Negro
http://jp.youtube.com/watch?v=UCcJToE5RBs

おまけでアマリア・ロドリゲスさんの映像と歌の一例にもお付き合いください。マイク無しで歌う彼女の歌唱力の素晴らしさも味わいたいですね。些かこじつけかもしれませんが、こういう映像に付き合うのも決してアコと無縁ではないと思います。歌のワンフレーズを一回のベロー操作で処理することを考えてみるだけでアコ技術上達の秘訣の一つではないでしょうか。
Amalia Rodrigues - Ave-Maria Fadista e outros fados
http://jp.youtube.com/watch?v=zUoidjqokPo
 

素晴らしい作品群  投稿者:たしろ  投稿日:2007年 6月27日(水)23時52分48秒
  ファンタジアは、ウォルト・ディズニーの素晴らしい取り組みでしたね。思いがけずほぼ50年ぶりに映像を見ることが出来ましたが、著作権管理に厳しいディズニーの作品がこんな形で公表されて大丈夫かな、残ってくれるのかなと思ったら、昨年著作権が切れて漸く公開されたようですね。どうも有り難う御座いましたm(_ _;)m\(^o^)/。

この作品は、今改めて思い直してもMoving Pictureがモノクロからカラーに、そしてトーキー・サウンドが電気的に素晴らしい進化を遂げようとする歴史的な過程で、莫大な資金を投入して作られたそうですが、そのようなことを全く無視したとしても、「音楽の映像化」に取り組んだ素晴らしい歴史的作品だと思います。

個別に見るといろいろ意見もあると思いますし、ヴァイオリンのポルタメントが、時代を感じさせたりしますが、「魔法使いの弟子」、「禿げ山の一夜」、「クルミ割り人形」など素晴らしいと思いますし、「春の祭典」に至っては【地球温暖化】を予見させるものすら有って何時までも残る作品だと思います。

ところで、オリジナルの曲順と所要時間は次のようになっているそうです。
1と6がまだupされていないのか、探しましたが見あたりませんね。
1:「トッカータとフーガ ニ短調」(9:22) - J.S.バッハ
2:組曲「くるみ割り人形」 - チャイコフスキー(13:30)
3:「魔法使いの弟子」 - デュカス(9:17)
4:「春の祭典」- ストラヴィンスキー(22:28)
5:「田園交響曲」 - ベートーヴェン(22:00)
6:「時の踊り」 - ポンキエッリ(12:13)
7:「はげ山の一夜」 - ムソルグスキー(7:25)
8:「アヴェ・マリア」 - シューベルト(6:27)
 

ファンタジア  投稿者:ZEN@北海道  投稿日:2007年 6月27日(水)07時56分21秒
  音楽に合わせて踊る幻想的なアニメーションのセンスはまさに芸術的ですね  

Lawrence WelkとMyron Florenのアコデュオ。  投稿者:川井 浩  投稿日:2007年 6月27日(水)07時24分19秒
  またまた楽しそうなLawrence WelkとMyron Florenのアコデュオ。
The Johnson Rag by Lawrence Welk
http://www.youtube.com/watch?v=CqKZXP6CGbI&NR=1
 

Lawrence Welk楽団とアコ  投稿者:川井 浩  投稿日:2007年 6月27日(水)07時05分54秒
  申し忘れましたが、Myron Florenの名前と彼の演奏のWeb Siteは私の知人から教えてもらったものです。 次のWeb Siteも教えてもらいました。 彼はちょっと照れ屋なのでなかなか自分で掲示板に書いてくれないんで、私からご紹介しちゃいますね。
Lawrence Welk: Classic Clips Part 79
http://jp.youtube.com/watch?v=K-KM_HXpKXM&mode=related&search
当時のアメリカではアコがさかんにTVに出ていたことがわかります。 ヤシガニさんのUniversalもそんな時代に当時のみなさんがあこがれて購入したものと思われます。 映画やTVのPromotionとアコの販売が密接な関係にあったということですね。 今は昔。 ただ、昨今の日本国内の若い方からご年配の方までアコに関する関心の高まりは私のところの週末のお客様のご訪問の頻度からすると確実に高まっているように体で感じます。 それも、これまでほかの楽器をやっていたかた、あるいはまったく初めての方もアコへの興味は確実に高まっています。 すでにアコに突入されているかた、追い越されないようにがんばりましょう。 あ、そんなにがんばらなくても大丈夫です。 楽しく、Enjoyしながらやるのがコツ。 自分流に、自分のスピードで、自分が満足いくようにやりましょう。 実は、これが一番厳しいんですけど。
 

Lawrence Welk楽団  投稿者:川井 浩  投稿日:2007年 6月27日(水)01時28分30秒
  たしろさんのご紹介いただいたのはLaurence Welk 楽団専属のアコ奏者Myron Florenで、当時は押しも押されぬアコの第一人奏者でした。 彼のその後の長い演奏活動もLaurence Welk楽団とともにありました。 でも、時代の趨勢でアコの出番は徐々に減って行ったのではないかと思われます。 彼のその後の姿です。

Clarinet Polka on the Welk Show
http://jp.youtube.com/watch?v=PAtD5VRUZp8&mode=related&search=

The Lawrence Welk Show: Chicken Dance
http://jp.youtube.com/watch?v=6UV3kRV46Zs&mode=related&search=

年齢とともに容姿は変化していきますが、まさに、生涯アコを愛し続けたという印象ですね。

Walt DisneyのFantasiaのビデオはうちの子供も大好きですが、これがかかると私もTV画面に釘付けになります。 アコとは関係ありませんが... たしろさんがお好みの2本の暗い映画については小生ちょっとわかりません。

fantasia disney - lo schiaccianoci
http://www.youtube.com/watch?v=heD8vqv0y2Y

Disney's Fantasia-The Sorcerer's Apprentice
http://www.youtube.com/watch?v=or9aFbcGnQA

Disney's Fantasia-Night on Bald Mountain
http://www.youtube.com/watch?v=_BeOUHLieoY

Disney's Fantasia-Ave Maria
http://www.youtube.com/watch?v=tIgiKNMWbz0

Disney's Fantasia-The Rite of Spring (part 1)
http://www.youtube.com/watch?v=t02XcoCzKJY

Disney's Fantasia-The Rite of Spring (part 2)
http://www.youtube.com/watch?v=d52xWqUCqTc&mode=related&search=

Disney's Fantasia-The Rite of Spring (part 3)
http://www.youtube.com/watch?v=0hqg8mrfCJI

Fantasia - Russian Flowers
http://www.youtube.com/watch?v=1hMjxnwig0o

Disney's Fantasia-Symphony No. 6 (part 1)
http://www.youtube.com/watch?v=vNrStlVSbqk

Disney's Fantasia-Symphony No. 6 (part 2)
http://www.youtube.com/watch?v=3eYwH7CaDAQ&mode=related&search=

Disney's Fantasia-Symphony No. 6 (part 3)
http://www.youtube.com/watch?v=dwellwkvu80&mode=related&search=

Disney's Fantasia-Nutcracker Suite (part 1)
http://www.youtube.com/watch?v=8Z5d8HqcpHI

Disney's Fantasia-Nutcracker Suite (part 2)
http://www.youtube.com/watch?v=KbtUz2w6Lds&mode=related&search=
 

昔のはなし  投稿者:たしろ  投稿日:2007年 6月27日(水)00時02分4秒
  今日のYouTubeの1本目のタイトルを見て、一挙に昭和30年代の中頃の記憶に飛びました。その頃見た映画で音楽がとても印象に残ったものが3本ありました。音楽たっぷりのディズニー映画「ファンタジア」、次にフランス映画だったか「暗いはしけ」で繰り返し流れるアマリアロドリゲスの歌。そして映画のタイトルも筋も覚えていませんが、暗い酒場でフルートの演奏するTico Ticoが聞こえる映画。

この3つ目の映画を思い出した訳です。メロディは僕の知っているメロディと違うけれど、きちんとサンバのリズムが聞こえてくる辺り、実に良い演奏ですね。

ついでにこんな演奏も見つけてしまいました。これはお勧めです!
Lawrence Welk: Classic Clips Part 41
http://jp.youtube.com/watch?v=4doqZcyYpdQ
 

Brigadoon    投稿者:川井 浩  投稿日:2007年 6月26日(火)23時06分3秒
  むかし(1954年)にGene KellyとCyd Charisse主演のBrigadoonという映画がありました。 なぜか、心に残る映画でした。 たしか、友人と二人でスコットライドのHighlandを山歩きしていて、霧に巻かれて道を失った男がたどり着いた場所がBrigadoonという100年に一度現れる国で、そこに美しい娘がいて、「ココロの揺れ」があって、とても幸せな時があって、結局男性は再帰を約してそこを立ち去らざるを得ないことになるのだが、それを見送る娘は彼がもう二度と戻らないことを知りつつ見送る.... 甘く、切なく、美しいミュージカルでした。 というお話でした。
 

カメラのブレ  投稿者:ZEN@北海道  投稿日:2007年 6月26日(火)08時01分26秒
  そこには「ココロの揺れ」もありますでしょうか?