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アコの気になる寸法  投稿者:ろばの耳  投稿日: 4月30日(日)14時35分6秒
  胴長短足の僕は、座高には自信があった。 しかし、座ってアコを膝に載せたとき、楽器が顎につかえて驚いたことがある。 昨年借りた楽器がそうだった。いわゆる「大型」という普通のサイズなのだが。(右目が視力を失いかけているため、左目で確認せざるを得ず、かなり体を曲げなければならないのは事実)

手元にある谷口楽器さんのカタログによれば、間口、高さ、奥行などについて寸法表示があるが、どうやらこの「間口」という寸法はピアノ式鍵盤部の最大幅を指しており、抱えたときの胴部の最大高さがほぼこれに当たるらしい。そして、「高さ」とは左腕を突っ込むバンド側を下にしてテーブルなどに置き、蛇腹を閉じて鍵盤側が上になるように置いたときの最小高さを指しているらしい。 さらに、奥行きはまた別のやっかいな問題を含んでいる(鍵盤はある角度で取り付けられている)が、これらは何れも楽器ケースのサイズを考えるときには参考になるだろうが、奏者にとって役に立つ寸法表示とは思えない。

さて、僕が座った状態で楽器を膝に置き、小首をかしげてトレブルレジスターを見ようとするときの顎と膝の間隔は43pである。 このことは、やはり標準的なピッチのピアノ式鍵盤の場合、37健までが一応の許容サイズとみるべきではないかという根拠になっている。

もうひとつ気になる寸法、それは言わずと知れた「鍵盤のピッチ」である。 世界にはどの程度の種類のピッチが存在するか分からないが、それが分からないだけに恐ろしくて検討のしようもない状態である。 これまで弾いたことのある楽器は主としてExcelsiorであり、その「大型」とか「中型」とか呼ばれる寸法のものであった。 しばらく弾いて少し慣れたかと思った頃に持ち換えると信じられないくらいミスタッチが多くなる。 実は、このことがマイアコを決めかねてきたもう一つの理由であった。 一体どのピッチのものを選べば良いのかと。(確かめてはいないが、左手のベースボタンの間隔は「大型」も「中型」も同じような気がした。)

浮気の話に戻りますが(^^;、実は、もう少し若い頃の目標は、「アコは3台必要だろうな」という見通しでした。 つまり、合奏、伴奏、独奏などのコンサート用としてコンチネンタル級のもの、何時でも何処でものために37鍵96ベース級のもの、野外など気楽な場所へ持ち出せる34鍵60(48)ベース級のもの。 しかし、ここで決めておかなければならないのは、鍵盤のピッチ。 これはバラバラでは困る。 なかなか踏み出せない理由は、こんなところに有りますが、皆さんお知恵を貸して下さい。 世間一般、「大は小を兼ねる」ですが、アコの場合、T.P.O.を考えると、むしろ「中は大小も兼ねる」なんですね。 僕が、Cassotto1婦人に惚れた理由と位置づけは、実はこんなところに有りました。 なお、フリーベースは、別の浮気の虫によるものなので、しばらくは大人しく寝ていて貰おう。
 

Marinucci  投稿者:川井 浩  投稿日: 4月30日(日)01時17分56秒
  今は無きメーカーですが、Marinucciはいいアコを作っていました。 HMML 37・96、けれんみの無い好ましい音色。 弾き易い。 軽い。 手ごろ。 中国製のHohnerなら絶対こちらのほうがお勧め。 28万円。
 

お得なPaolo Soprani  投稿者:川井 浩  投稿日: 4月30日(日)01時14分14秒
  こちらはぐっとお得なPaolo Soprani君。 HMML 37・96、 やっぱりPaoloはいい音色。 色気があります。 重くありません。 ぱっと出して弾けます。 持ち運びや立って演奏するのが楽。 音量十分。 なんともかわいいやつです。 29万円。 是非触ってやっていただきたい。
 

ベルバラのオスカル  投稿者:川井 浩  投稿日: 4月30日(日)01時09分33秒
  再度登場、ベルバラのオスカル君。 あ、いや、PIERMARIA君。 容姿端麗、豪華絢爛、新品同様、先売御免。 これなら男性ならずとも、女性でも浮気心がでるでしょう? なんせオスカル君ですから。
 

Grand Poeta  投稿者:川井 浩  投稿日: 4月30日(日)01時05分25秒
  Poeta君の勇姿を再度お目にかけましょう。 この音色はさすが、すごいですね。 唯一の欠点は、この場合、容姿が若干独特なので、浮気がばれやすいことです。
 

SEM 500 + MIDI  投稿者:川井 浩  投稿日: 4月30日(日)01時01分39秒
  41/120のフルサイズ、HMML Tipo A Manoリード、あるときはアコースティックアコ、あるときはMIDIアコなのは下のPaolo君と同じ。 外部Expanderにつなげばお琴、尺八、三味線、なんて音も出せる。 アコの奏法でグランドピアノや、テナーサックス、クラリネット、バイオリン、バグパイプなども弾けちゃう、弾けちゃう。 音色が変わるといろいろな曲を思い出す。 もう、いつも同じ出し物のミュゼットばかりじゃない。 ペレスプラド、パーシーフェイス、マントバーニ、ロンドンシンフォニーオーケストラ、ベルリンフィル、ウィーンのオペレッタ、ミラノスカラ座、あぁ、Verdi、プッチーニ、トスカニーニ、パガニーニ、ベートーベン、ポール・アンカにニール・セダカ、エルビスにジョニー・キャッシュ、パット・ブーンにナット・キング・コール、美空ひばりに東海林太郎、なんでも弾けちゃうのがMIDIアコの楽しさ。 それに飽きたら(当分飽きませんが)リードの音色にこの身を任せるのはPaolo君と同じ。
 

Paolo Soprani + MIDI  投稿者:川井 浩  投稿日: 4月30日(日)00時52分59秒
  白ラデン模様のボディ、37鍵・96ベースのPaolo Soprani、重量8kg台、これだけでも十分魅力的なのですが、なんとこれにSEM CIAO MIDIアコのコンポーネントがBuilt-inされているので、アコースティックアコでありながら、瞬時にMIDIアコに変身するなんともすごいあこ。 水陸両用車のようなアコ。 アコースティックアコの表現力に限界を感じたらMIDIアコに変身して、400x400x400=64,000,000通りの音の組み合わせで、POPSでもROCKでもDance音楽でも一人オーケストラでもできてしまう。 MIDIアコに疲れたら、アコ本来のリードの音色にこの身をまかせぇ、落ちてゆくのも幸せだよとぉ....
 

アコ中への一発  投稿者:川井 浩  投稿日: 4月30日(日)00時35分0秒
  foohta様の好きなエキセルのお兄さんにあたるContinentalです。 まっさらの新品ではありませんが、程度かなり良し。 HMMLのうちMLはチャンバー。 当然リードはプロフェッショナルハンドメードリードで、上品で芳醇な音色で音量はガバーっとでます。 Tuningはスーパードライで、ジャズ、クラシックなどに向いています。 ミュゼットや演歌向きではありません。 通常の売価で100万円から110万円するみたいです。 これその半値ほどです。 こんな彼がいてもいいかな、時々会うのに。 洗濯機の次にいかがでしょうか?
 

連続大河暴露私小説  投稿者:foohta  投稿日: 4月30日(日)00時01分43秒
  おにい様方、コレ面白すぎで〜〜〜す。
アコ中話…もっと聞かせてください!
私なぞはやっと購入した1台目を大事大事にお付き合いさせてもらってるので、この件にはコメントできませんが、20万とかあったら、壊れかけた洗濯機を買い換える方にどうしても考えてしまうかなぁ〜〜?(ナント…まだ真ん中に棒があるヤツ…古〜〜い!)女性はどうしても所帯じみちゃいますね。(私だけかな???)
 

アコはハーモニーといいますが  投稿者:川井 浩  投稿日: 4月29日(土)23時38分6秒
  アコーディオンはオーケストラの中では右手の音だけを使うこともあるが、一人で演奏しても、左手の伴奏と右手の旋律のハーモニーがきれいにだせて真価を発揮する楽器だ。 和音、和して響きあう、和してお互いを高めあう関係。 そんな関係にアコ仲間同士はなりたいものだ。 つまるところアコ仲間に限らず、人間社会は一人では生きていけない。 お互いに相手を尊重して、社会に受け入れられなければ、やがては孤立し、友人もできず、生活や仕事もやりにくくなる。 とかく人の世は自分勝手にはできないもの。 独りよがりは自宅のお部屋のなかでは可能だが、一歩自宅から外にでればそこは人間が集団を組んで住む社会だ。
最低限の約束事・ルールを守れない人には罰金や監獄、或いは孤独・疎外が待っている。 非人間的な扱いを受けても仕方が無い場所さえ待っている。 そこまで落ちなくても、できればご近所付き合い、会社の付き合い、同好会の付き合い、などをうまくこなしたいものだ。 アコの同好会や集まりでも大人としての常識とモラルに従い行動し、他の仲間や全体と調和の取れた関係を築ける人を真のアコルディオニストと呼びたい。 とはいえ、和音、ハーモニー、簡単そうで難しいのはアコも人の世も同じ。 自ら反省して襟を正します。

あ、ちょっと固い話になったのは、アコ遍歴の件とは別件でちょっと気になることがあったため。 アコ遍歴については、まだまだ皆さんどんどん自白してください。 いいですねぇ、このオムニバス形式の連続大河暴露私小説。 最高です。 アコ中の方、他にもたくさんいらっしゃると存じますが、どんどん自白して気楽になりましょう。