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バンドネオンなんてとてもとても弾けないけど、弾けたらいいなぁ、なんてお考えの方は多いですよね。 そんな方に朗報! 特にクロマチックCタイプのボタンアコをお弾きになっている方なら乗り換えは簡単。 右側のボタンはクロマチックCタイプのボタンと同じで、左側も同じボタン配列を裏返しただけだから覚えやすい。 おまけにボタンは押し弾き同じ音だから演奏方法はアコと同じ。 古典的なバンドネオンは一つのボタンでも押し引きで音が異なるため、演奏方法はかなり違いますが、このクロマチックCタイプのボタンアコと同じPremierのバンドネオンはボタンアコと同じ。 音色はかつてのAlfred
Arnoldと比べて勝るとも劣らない深みのある、演奏方法によりアコには出せない味わいを持つ。 左右とも単音のボタンであるということはピアノやオルガンの楽譜で演奏できるということで、クラシック、ジャズ、教会音楽、フォルクローレ、モダンなんでもござれの楽器に変身。 それで、目方も軽いので、持ち運びも楽。 膝に乗せて演奏するので、背骨に負担がかからない。 本物のAAのバンドネオンはいまから60年以上前に良品の生産は止まっており、当然キー配列も伝統的なRheinischないしアルゼンチンタイプと言われる押し弾きで音の異なるタイプで、そものもガラクタになってしまったものや、メンテが大変なものが多い。 特に、第二次世界大戦中ないし、戦後1956年に製造中止になる間際の製品には品質的にも厳しいものが多い。 ドイツ、ベルリンにあるPreier社は伝統的なAAの製品に最新の製造技術とクロマチックCボタン配列という画期的なデザインで売り出し中の注目のメーカーだ。すでにフランス、スイス、オランダあたりを中心に先進のアコプレイヤーはこのChromatic-Cタイプのバンドネオンで新しい表現に取り組んでいる。 あるスイスのバンドネオン楽団の10人の奏者のうち8人はこのChromatic-Cタイプのバンドネオンであると聞く。 バンドネオンはフェニックス(不死鳥)のようによみがえり、当たらしい時代を創るために再生したといえる。 その現場に立ち会えることは喜びだ。
http://www.akkordeon.jp/Demono/Premier%20Bandoneon%20Chromatic-C.htm
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