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かよ様、新年おめでとうございます。 かよ様のBLOGをとても楽しく拝見させていただいております。 お買い求めいただいたHohner
Lucia IV Pは私の自信のモデルです。 4リード、37鍵、96ベースで軽量(8.5kg)かつコンパクトなのに音量もあり、さらに音色がいい。 「音色がいい」という表現は個人の感性の問題なのであまり決め付けた言い方はできないのですが、私の耳には、Lも力強く、Mも味わいがあり、MMはさらにストリングスを思わせるさわやかさがあり、Hがメリハリを利かせている。ベースも安っぽくなく重厚なアンダーラインを聞かせてトレブルをしっかりと浮き立たせる。というように聞こえます。このモデルは私が20年以上前にドイツで初めてアコを習おうと思ったときに購入した最初のモデルで、年式はやや古いといえば古いのですが、このサイズでこの音色の出るアコを私は知りません。 いいアコーディオンはもともとの素材も吟味されていいものが使用されているようで、当時世界のトップメーカーとして君臨していたHohnerの自信作、ヒット作です。 ドイツでもプロが舞台で使っているのを良く見ました。 もともとオリジナルの開閉弁は当時のHohnerのアイデアでフェルト付きバックスキンではなく、フェルトの替わりにスポンジを使用したため、10年を経過せずに開閉弁が取れてしまうという欠陥がありましたが、現在入手できて、ちゃんと演奏できるものはすべてこの開閉弁をフェルト付きバックスキンに交換済みのはずですので、あとはバルブとリードの調律さえ怠らなければ、あと100年は使えます。もちろんかよ様のHohner
Lucia IV Pオーバーホール済み、調律済み、バルブ新品ですので、心配御無用です。 これからも是非かわいがってあげてください。 かよ様のLucia
IV Pと同型機がたまたまもう1台在庫しています。 実は私が家に持ち帰って週末などに弾いていたものです。 程度はこちらも年数を感じさせないぐらいきれいです。 これはまだ中古品として売りにはだしていませんでしたが、ご興味のある方はご連絡ください。 都内でもう一方同型のLucia
IV Pをご購入いただいた女性のアコ奏者の方がおいでになりますが、この方も音色に関しては大変お気に召されていると伺っており、私も大変うれしく存じております。 特に、アコとのめぐり合いはそれほど多くないめぐり合いのなかで選択を迫られることが多く、とくにアコの先生からの紹介などだけで購入を決めることも多くなるのはやむを得ない面があるのですが、やはり理想的にはご自身の耳と感性でひきくらべてご納得するものを選ぶことが一番だと思います。 その意味では遠路お越しいただき、いくつかのアコを弾きくらべて選ばれたアコがお友達の耳にも心地よく響くということはご自身の感性や耳に自信を持っていいという証明にもなっていると思います。 かよ様のアコの腕前も相当なスピードで進化していると想像しております。 ご自身の感性と、楽器に自信をもって今年も精進しながら楽しんで参りましょう。 そうそう、演奏には差し支えは無いようですが、バルブを一箇所修理しますので、ご都合の良いときにお遊びにお越しください。
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