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カリーナ様から送られた写真をScanできないため、お見せできませんが、いただいたお写真からすぐにScandalli Polifonico
XIVだとわかりました。 小生のOn Line
Shopにも一台出展しています。 独特のサキソフォンカバーのあるトレブルカバーはこれを閉じていればセミチャンバー風なこもった、まろやかな音色でJazなどに最適、このカバーをあければ明るいDirectなサウンドが飛び出すという仕掛け。 かつてのHohner
Atlantic IV NやHohner Imperator
Vにも似た発想の仕掛けがしてありますが、このように見事にビジュアルに訴えるデザインは当時のFalfisa社独特のデザインで、Paolo
Sopraniブランドのアコでも同じようなデザインのモデルがありました。 このデザインがアメリカを中心にどっとヒットしたことをいまだに覚えている中国ではこのデザインのパクリというかほとんどデッドコピーといってもいいモデルがいまだに製造されています。 それだけこのモデルの影響力が大きかったといえます。 Polifonico
XIVシリーズはScandalli Super VIやScandalli Super
Lなどのチャンバー付きの高級機の下のモデルで、リードはハンドメードタイプ、チャンバー無しのモデルでした。 その分軽量で、チャンバーの音色とは若干違いますが、蓋の開け閉めにより、音色を微妙に変化させることができるのと、この蓋が開いたときの圧倒的なアピール性が受けたようです。 中国のダミー品以外に、このタイプのサキソフォンカバー付きのアコは現在では製造されていないと思われます。 ある意味でマニア垂涎のモデルともいえましょう。
http://www.akkordeon.jp/Demono/Scandalli%20Polifonico%20XIV.htm
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