Back Number 24
いやぁ、盛り上がってますねぇ。 リードに関するご経験ではアンドレ様の右に出る方は数がかなり限定されると思われます。 私自身のごく限られた経験とCastelfidardoの大手リードメーカーVoci Armoniche社での見学などから申し上げられるほとんどはアンドレ様にすでにご経験に基づきご説明をいただいたとおりだと思います。言うまでも無くアコの心臓はリード。そのリードも大きく分けて4種類ですが、細かく分けるといくつになるかわからないほどの種類と組み合わせがあります。リードの材質、リードの打ち抜き方、リードの研磨の仕方、リードのリードフレームへの打ち付け方、リードフレームの材質、リードフレームの形状、リードフレームのサイズ、リードフレームの研磨の程度、リードフレームにリードを打ち付ける技術の差、調律のよしあし、少なくともこれら10のパラメーターを掛け合わせるとそれだけで1000を越す組み合わせができる。 これに、リードフレームの研磨の上手下手、リード組み付けの上手下手、調律の上手下手、リードフレームの材質の違い、などのパラメータを追加すると数千種類の組み合わせができ、さらにアコのボディ、鍵盤などとの組み合わせなどを加えると、まさに千差万別の音色、弾き心地ができても仕方がないことです。 アコ作りが職人芸といわれるゆえんです。 一つとして同じアコがない、といったことが現実にあるわけです。 オールハンドメードのScandalli Super VIが入荷しておりますが、期待したほどの音がまだ出ていない。なにかの事故かなと思っていたら、要するにそれはマシンがまだなじんでいない、慣らし運転がまだ済んでいないということだ、とメーカーから一喝されてしまいました。 他でもききましたが、確かにそのようです。
ZEN@北海道様、札幌の大アコーディオン・パーティーに興味あります。 詳細わかりましたら、ご報告ください。 本業の仕事をさぼれたら、ライトバンにありったけのアコを積んで札幌まで行商に走ってみようかななどとできそうも無いことを考え始めています。
貴重な情報ありがとうございます。
新しいアコを買えたあかつきには、大切にとっておかず、一生懸命、弾いてやりたいと思います。
フランスのミュゼットにもダイアトニックアコが使われていたんですね。
今年の秋にも札幌で大アコーデオン・パーティーの企画があるそうで、
楽しみにしています。
ZENさま
Musetteのパイオニア「Emile VACHER」がダイアトニック・アコ奏者だったという事は日本では意外と知られていない様ですが、彼のアコは変え指の出来る3列ボタンで、畏友マルセル・アゾラの家で彼のアコ・コレクションの中にヴァシェの名入りのアコを見ました。
yoshiさま
専門家の川井さまのページで書くのもおこがましいですが、アコ・リード規格は大きく分けて4段階ほど有る様です。材質、加工工程などにより価格も大きく異なります、
これを使用するアコーディオンのグレードにより使い分けますが、熟練した職人の技によるそれを見るとプレートに打ち付けたビスの状態やリードとプレートの微妙な隙間、調律した鑢の痕などが見事です、変わって安物のリードはプレスで抜きっぱなしの様で調律の鑢の痕もぞんざいです。
新品のアコは高級品でも良く鳴りません、弦楽器ほどでは有りませんがやはりリードの腰が振動になじんでこないとfffやpppの音がスムースに出ません、目いっぱいのボリュームで一日3時間、半年ほど弾けばなんとか音が抜ける様になります、よく見かける事ですが、世界の名器と云われるアコをアマチュアの方があまり弾かず大事にお持ちだったようなアコ、全然鳴らず是を「慣らす」には新品より時間が掛かります。
川井浩 様の出品されているScandalli Super VIの解説を読みましたところ
ハンドメードリードに言及されている部分がありました。
私は、アコ歴が浅いので、よくわからないのですが、ハンドメードリードだと、新品購入時の音色が、長く弾いていると変わるというか育つというか、そのような感じが、あるのでしょうか。
リードにまつわる経験談、どなたかございませんか。
ダイアトニックアコは小さくて一見おもちゃのように見えますが、
実際にやってみると奥が深く、大人の趣味として申し分ない楽器
です。
押し引き異音の2列ダイアトニックアコは同じ音がもう一方の列にも
あったりして、蛇腹は押しか引きか、はたしてどちらのボタンを弾くか、
慣れないうちは頭がこんがらかります。
右手でメロディを弾くだけならすぐ弾けますが、左手も絡むように
なるとかなりややこしい。
引きの音が続いて蛇腹を引ききった次にまた引きの音が来るともう
弾けない、押しが続いて蛇腹を閉じきったあとに押しの音が来る時
もしかり。
それで、左手のバルブボタンで蛇腹を戻したり常に蛇腹の開き具合
を調節しているんです。
こんなややこしい楽器ですが、驚くほどすばらしい演奏をされる
かたもいらっしゃいます。
日本では米山永一さんがダイアトニックアコの第一人者です。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/8883/
ZEN@北海道様、すばらしいサイトの御紹介ありがとうございます。 これはダイアトニックアコに挑戦しようかなぁ、なんて考えている皆さんにとってかなりの朗報だと思います。おそらく、ダイアトニックアコ用の譜面などは入手がかなり困難だと思われるためです。 私もこのWeb SiteにLinkさせてもらおうっと!
フランス語のサイトですが、フランス語わかんなくても
楽譜を見たり音源を聞くには不自由しないでしょう。
ダイアトニックアコで弾けるmidi音源とgifファイルに
よる楽譜(タブ譜)がてんこ盛り。
これで、ダイアトニックアコのレパートリーはバッチリ。
タブ譜の数字はダイアトニックアコに2列あるボタンの
うちの何番目のボタンを弾くかを表しています。
外側の列はただの数字、点の付いた数字は内側の列。
上のPという段は蛇腹の押し、下のTの段は引きです。
これまでLanzingerのアルペンアコでやっていた練習(といっても2−3回ですが)をDelicia Popularでやってみました。 結構いけます。 Zen@北海道様のConcertinaの作曲&演奏素敵ですね。彼のHPは是非一度覗かれることをお勧めします。Zen@北海道様はよくもまぁいろんなことにチャレンジする方ですね。 畏敬の念のをこめてあらためて感心しております。 皆さん、かれのHPから彼の奥行きの深さを推し量ってください。 とてつもなく広いその視野、経験に基づく確かなコメント、タブーを恐れずチャレンジする勇気、多様性を是として受け入れる心の広さ、まだお目にかかったことはありませんが、今、ベートーベンのいくつかの曲をCDで聴きながらZEN@北海道さんへのコメントを書いています。 楽器も音楽も楽しんでいらっしゃるZen@北海道様のConcertinaに負けない演奏を今度いつかDiatonic Accordionで私も御披露してみたいと思っております。ところでMP3で録音してパソコン上で再生するのはどうするのだろう? まずそこから始める私。
押し引き異音のダイアトニックアコは慣れないとややこしいですが
独特の味わいがあり、慣れるとかなりいろいろな曲が弾けます。
ちょうどハーモニカに吹く音と吸う音があるような感じです。
制約の多い楽器なので何でも弾けるという訳にはまいりませんが、
ヨーロッパではアイルランド音楽やイタリアのタランテッラなど
フォークダンス調の曲に使われています。
コンサーティナは小さな6角形の楽器で、左右とも単音のボタン
が並んでいます。
↓ぼくがコンサーティナで弾いたオリジナル曲です。
http://homepage3.nifty.com/zen1999/music/polka.mp3