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姓名の読み方  投稿者: 川井 浩  投稿日: 7月27日(水)07時23分55秒
親がつけてくれた名前、祖先から引き継いだ苗字、これらは気に入る、気に入らないにかかわらず、自分で簡単に変えられるものではありませんよね。 歴史がある、親の思い入れがある、名前というものは何か重たいものですね。でも、めずらしい名前や苗字、同呼んでいいかわからない漢字、時代の変化や環境の変化、あるいは別の土地や別の国でまったく別の意味や本来関係のないものと関連付けされてしまう運の悪い名前や苗字なんかもあります。 Scandalliは名機Super VIやSuper IVなどを開発した名工Silvio Scandalliの苗字から来ているのですが、本人もこの苗字がスキャンダルということばとの関連性を想像させてしまうことでかなり悩んでいたらしい。 もっともイタリー語ではScandalliはスキャンダリーではなくスカンダーリと発音するようです。 それならいいじゃないかと思ったのも一瞬でスキャンダルはスカンダールだというのだというのでやっぱりだめ。 別の話で、ドイツ人でもMr. Kindermann(キンダーマン)なんて人がいて、大通りで「ミスター・キンダーマ〜ン!」なんて呼ばれているのを突然聞くとびっくりすることなどがあります。 私の名前のHiroshiもフランス人が読めば「イロシ」となり、初対面の女性から「コニチワ、イロシさん」なんて呼ばれるとなんだかこっぱずかしくなる。 自分の頭のなかではイロシ=色師=色事師なんて気分になってしまう。 なにか私の下心というかどこかに潜んでいるスケベ心を見透かされてしまったような気がして、きわめて居心地が悪い。 そういえばHitachiもフランスでは「イタチ」だとだれかがいっていた。 6月のミュンヘンの見本市であった女性大好きを自称するイラン人は「Mr.Kawai?、オー! カワイイ! ワタシカワイイオンナノヒトダースキ! ワタシニホンゴデキマス。 カワイイデス。キレイデス。アイシテマス。ハチオージ。 ニシグチ。 ユミシラカワ。 カワイイ。 キレイ。 アイシテマス。」と止まらない。 商売になりそうもないので、いいかげんなところでさよならしてきましたが。 アメリカ人に自己紹介するとき、My name is Hiroshi Kawai. Hiroshi like Hiroshima, Kawai like Hawaii. It's easy to remember! と冗談で自己紹介したら、話題が「No More Hiroshima!」とか「Rememer Pearl Harbor!」の方向に展開してしまって当日の商談の空気を重いものにしてしまった。 そういえば8月のJAAサマーフェスタに来日してScandalliのフリーベースアコで演奏するフリーベースのGrandioso、ミルコ・パタリーニはあるときドイツのテレビ放送に出演して、Scandalli Super VIで演奏するときに、司会者から「皆様、お待たせしました、今日はイタリーからお見えになったミルコ・パタリーニと彼のスーパー6で〜す!」と紹介された。 しかし、ドイツ語では数字の「6」と「SEX」とは同じ発音でともに「ゼックス」と発音するため、ミルコ・パタリーニ氏は視聴者になにか特別なイメージで見られてしまった恐れが強い。

Delicia Popular (Diatonic Accordion)  投稿者: 川井 浩  投稿日: 7月27日(水)04時20分43秒
ヘビー級タイトルマッチのあとのフェザー級新人、Delicia PopularはDiatonic Accordionで、押し引きで音がことなるボタンをもち、超小型・超軽量ながら、超低音のヘリコンベースを備えた本格派。 50ccバイクに250ccのエンジンを積んだ改造バイクみたいな味の面白いアコです。 一見、おもちゃみたいですが、音色は本格派。 程度はかなり良くほとんど新品同様で、Diatonic Akkordionにチャレンジしたい入門機としては最適です。 価格は8万5千円と、これまた遊んでみようかなというChallenge心をくすぐるお値段。 重量は3−4kg程度みたいでハイキングにも担いでいけるし、ほとんどハーモニカを持ち歩く感覚。 デミアンのアコーディオンの原型に近い形で現在に生きるいわばシーラカンスかカブトガニ。 生きた化石といえば化け物みたいだが、逆に時代が変わっても、世界大戦があっても、駅馬車のジョン・ウェインがデビューしても、リタ・ヘイワースやマリリン・モンローが悩殺しても、エルビスがハートブレイクしても、ビートルズが当時の世界の若者を熱狂させても、タンゴがアルゼンチンでも廃れていても、変わらずに作り続けられているのがこのDiatonic Accordionだ。 そりゃぁ、パリ・ミュゼットを弾くならフレンチボタンアコ、ショパンやバッハを弾くならフリーベースアコ、その他何でも弾くならピアノキー・ストラデラベースのアコと相場は決まっているし、そのほうが恐らく弾き易いのだろうけど、便利にできている分、なんと言っても重い。 ハーモニカはポケットに入れて屋根に上ってふける。 少なくともDiatonic Accordionの軽量のものはその気分に近いものを感じさせる。 親戚にあたると思われるコンセルティーナとかバンドネオンなんかもあり、それぞれ生き延びているようですが、僕はそちらの経験はありません。そちらを御使用になっているかた、あるいはDiatonicごご使用のかた、どのような音楽を奏でているのでしょうか、お聞かせください。

Scandalli Super IV  投稿者: 川井 浩  投稿日: 7月26日(火)19時44分29秒
坂本様、ご投稿ありがとうございます。楽器がお気に召されたようで何よりです。Scandalli Super IVはほーんとに甘美な音色、すばらしくフィットする抱き心地、指のすべり心地、いいですよね! 私も大好きでした。 喜んでいただけるかたのもとでScandalli Super IV君も幸せです。 いいところにとついで行った娘を見送る父親みたいな心境です。 なかなか出てこない一品だと思いますので、ぜひ皆さんに見せびらかしてください。

川井さま ありがとうございました  投稿者: 坂本 宏  投稿日: 7月26日(火)15時05分36秒
京都の坂本です。
おっと これは掲示板ですので少しだけ自己紹介を 私、1943年生まれの若き(?)アコ大好き男です。小学校からハーモニカのあの哀愁のある音色が大好きでその同類であるアコに、はまった者であります。もっとも本格的にアコを練習したのは50からなのですが。
 この度、縁あって川井さまよりスキャンダリ スパーWという名器(中古)を購入させて頂きました。実は高校生のころ母親(金をだしたのはよく考えれば父親です)に買ってもらったのが偶然
スキャンダリと言う楽器でこの甘いとろけるような音色が大好きでつねずねさらなるスキャンダリの良い出物はないもんかと探していたわけであります。そんな時見つけたのが川井さまのオークションだったのです。手に入れて弾いてみてなんですか!この音は!甘い、深い、まあ 音を文章なんかでは表現できませんわ。ともかく気に入ったのであります。スキャンダリという名前もいい。
 スキャンダルという英語とは関係ないとは思うけどなにやら怪しげな名前でいいじゃないですか。私は世にいう名器キャバニョロそしてビクトリアのプロファイアという楽器も持っていますが
私の相性そして私の思い入れの叶う楽器はやはりこのスキャンダリになりそうです。
 素晴らしい楽器を与えていただき川井様 誠にありがとうございました。

何事もなくて良かったです  投稿者: てるお  投稿日: 7月24日(日)22時32分43秒
やっぱり震源地の真上でしたかぁ、大事に至らず良かったです。
地震は怖いですね。

4年前の芸予地震では屋根瓦も落ちて家は半壊の査定でした。
心配していた130×60×50cmの2段重ねオーバーフロー水槽が無事で良かったです。壊れていたら家の中は約550リッターの海水でびちゃびちゃになっていた筈です。
私は出かけていてワンコのレックスだけが在宅でね、あれ以来お留守番が嫌いになったです。(^^;
地震保険をかけていたので家は保険で修復が出来ましたが、横浜にいたときから
既に地震保険に入っていたので良かったです。
団地の周りのお家では地震保険って誰も加入していなかったようです。
いざというときの保険はありがたいです。
そう言えば昨年の胃ガンもそうでした、ガン保険です(^^;

http://ww41.tiki.ne.jp/~wanuke-th/


震源地の真上  投稿者: 川井 浩  投稿日: 7月24日(日)08時02分8秒
てるお様、お気使いありがとうございます。震源地は千葉県北西部で地下90mと推定され、震度5.4、マグニチュード5.7の結構大きな地震でした。 余震も2度ほどあり、どちらも、おおーっ、また来たか!っつーぐらいゆれました。千葉県北西部といえば私のおります千葉県柏市がほぼ該当するのではないかと思われます。 まさに震源地の真上でした。 横揺れもかなり大きく、船にでものっているような揺れ方でした。幸い大事には至りませんでしたが、改めて地震の怖さを久々に体験しました。 地震はいつくるかわからないというのが困ったもんですね。 たまたまアコーディオンの修理をしていてリードバルブの糊付けが終わったところでゆれだしたので、片手に糊をつけたバルブ、片方で背中のグッピーちゃんの水槽をおさえる形でゆれておりました。 落下物に頭を打たれ、アコの上で死んでいたら、死んでもアコは離さなかったなどと後世に語り継がれるところだったかも知れないのですが、臭いグッピーの水槽の水を浴びて、糊付けしたリードを片手に持っているので、臭い水もはらえず、かっこ悪いことこの上なしという体たらくでした。 まぁ、無事でなによりでございました。 あらためて、新潟地震の方々、大変だろうなぁ。

強い地震がきましたね  投稿者: てるお  投稿日: 7月23日(土)21時18分33秒
そちらは大丈夫でしたか?
テレビで見て驚きました。
何事も無ければよろしいのですが・・・。

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アコの目方  投稿者: 川井 浩  投稿日: 7月21日(木)01時24分38秒
アコーディオンの重量は切実な問題として永遠のテーマですよね。しかし、軽いアコで、いい音がして、その音に深みと味わいがあって、できれば当然カソットタイプで、ベースの音色もずっしりとしているようにせめてリードの5セットもついて、ミュゼットもダブルオクターブも弾きたい、なんて欲張りなお考えの皆様、実は私もそんなアコがあったらなと思うのですが、結局軽いものは音色か音の種類でどこかで折り合うか、機能を優先させるなら音色や音量で譲歩するより他にないのですよね。 それで、重いなぁ、なんて愚痴を言いながら箱から取り出す重戦車からでる音色、音量、深い音の味わい、などを身体で感じちゃうとやっぱり、これじゃなくっちゃ、なんて思っちゃうわけです。 人は結婚するときは一人しか選べませんが、アコの場合は、やはり、最低3台程度あるいはそれ以上のアコを持つことは許されているわけだし、また必要となってくるのではないでしょうか? もちろんお宅で奥様がご許可してくだされば、の話ですが。

フリーベースアコ  投稿者: 川井 浩  投稿日: 7月20日(水)20時46分36秒
Hyohner Solist MB2は11kgです。 音色は、いかなるアコも序盤にこら!と、いえ、ジョバンニ・ゴラと比較してはかわいそうですが、Hohner Solist MB2は一応、Hohnerの自社製の4リードでカソットなしの音ですので、それなりの音色です。 Converterタイプではなく、内側3列がクロマチックベースです。 で、dimがありませんが、ここはdim無しの先生である(?)アンドレ様のこと、よもや問題とはいわせません(笑)。 ゴラに比べればコラ軽いわっつー感じです。 ここらで若いもんにフリーベースとは不倫ベースとはことなるということを見せ付けていただきたく、お手軽フリーベースアコ、Hohner Solist MB2のパパになってあげてくれませんか? 今のところ他に引き取り手もありませんので。 ゴラッ!北海道ちゃん、おじさんが一生懸命売り込んでるとこで話を他にひっぱりこまないでね! でも、まぁ、ボタンアコもいいものがありますよ、なんて揉み手する私。

アンドレ様  投稿者: ZEN@北海道  投稿日: 7月20日(水)18時48分50秒
ゴラのフリーベースはめちゃめちゃ重いでしょう?
ボタンアコは音域の割に小さくて軽くていいですよ〜!
鍵盤式と同じ音域ならボタン式はふた周りくらい小さい。
同じ大きさなら鍵盤式より音域が広い楽器になり、
狭い範囲に広い音域がとれるので、
指を広げただけで2オクターブ以上も楽につかめます。
な〜んちゃって、ボタンアコ派に引きずり込む。

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