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愛しい、かわいい、やるせない  投稿者:川井 浩  投稿日: 2月 6日(火)20時08分38秒
  貴婦人の絹とビロードの衣擦れ、あぁ、それだけで気もそぞろ。 オーデコロン、赤い唇、透き通るような肌、くびれた胴、踊るはタンゴかそれともワルツ? いつしか身も心もひとつになっている、そんななまめかしいアコ、あるんですよ。 Kratt 414Cとコンチネンタンゴ、さしずめバラのタンゴか、小さな喫茶店などをやっていると、後ろで新人のBorsini Super Star 2000 45 5 Compactがくびれた胴体をしなやかに見せながら微笑む。 腕にしかと抱けば、恥ずかしげにうつむくまもなく彼女はささやきから絶唱まで見事にこの腕の中でかなでてくれる。 僕の気持ちの赴くままシンクロナイズしてくれるうれしさ。 これって、現実にはあまり無いことだとわかるまで60年かかっていることに気づく。 盆栽も愛にこたえてくれる。 水槽のグッピーちゃんも愛にはこたえてくれる。 しかしその応えてくれるタイミングのずれには気が短いおじさんはがまんできない。 手塩にかけた自分の子供は思うようには育ってくれない(育ってくれた人はラッキーですけど)。 ベストダンスパートナーとしてのダンス教室の先生みたいなアコ。 あるんですよ、そういうアコが。 そんなアコに出会ったことが無い人にはわからない感覚。 アコ教室の先生と生徒というしがらみの中で、他にどんなめぐりあいがあるかを知りたいという一言をいえない湿った関係のなかでアコを買わされてしまった人にはわからないことです。 戦前のお見合いのようなアコとの結婚。 いいのか、それで! 今は、自由恋愛(これも古い!)の時代。 いくら値段が高くても気に入らない、いや、むしろ正直に嫌いなものは嫌いといっていい時代、のはずなのですが、現実はなかなかそうはいっていないようですね。 先生が良いと思うものを薦めること自体は結構なことだと思うのですが、その先生が受け取る紹介料としてのリベートが生活費に組み込まれているために、買うときの値段は高いだけならまだしも、決まったメーカーのものしか薦められないという悲劇に直面している人がまだかなり多いようです。 その挙句、アコに対する興味を失ったり、生活費を切り詰めて切り詰めて高価なアコを買わされた挙句、そのアコとの生活に潤いを見出せないなんて悲劇的なことが起こります。 こんなに自由な時代なのに、男女の恋愛なら自由なのに、アコとのめぐり合いは19世紀的。 そんなしがらみにとらわれない奈良のアコ弾き様ほか、自由恋愛を謳歌している皆様、いいですよねぇ、浮気し放題、いえ真剣恋愛し放題。 今宵もクラシックで優雅なイングリッド・バーグマン風Hohner Morinoと楽しんだあと、かつての若々しいシルヴィー・バルタン風SEM CIAO MIDIアコで遊んでから、官能的なジーナ・ロロブリジーダ風のアコやら、ちょっとさわやか系マリア・シェル風アコですっきりとするなんて、奈良のアコ弾き様でなくともそんな風にアコへの愛におぼれてしまう私です。 ドイツビアホールソングのCDを聴いても、あ、今、ズッペの軽騎兵序曲の前奏曲にうっとりしているところですが、どれを聴いてもアコでやってしまえるところがアコのすごさだ。 ベートーベンのシンフォニー皇帝の序曲の冒頭の部分が好きだった元彼女のことを思い出してしまいました。 今はウィーンにいるはず。 あ、いつもどおり、とりとめも無いことになっているのは、残業に疲れて会社でCDをかけて泡盛をあけ始めて、アコも引っ張り出して、なんてことになっているからです。 あぁ、アコは愛しい、かわいい、やるせない。 好きなアコと一緒に生活できないなんて耐えられません。 私なら駆け落ちします。  

例会案内&木製グリル  投稿者:奈良のアコ弾き  投稿日: 2月 6日(火)15時36分15秒
  へぼゴルファーほどわが腕前をそっちのけでお道具に走る。傘の入れ場所がなくなるほど
わが家の傘立ては無数のドライバーとパターであふれたが、スコアはさっぱり。
で、アコ大好き人間を自認するなら魅力的な演奏に没頭すればいいのに、性懲りもなく楽
器の響きのほうにも興味が移って、わが手は二本しかないのに部屋はもはや楽器店なみ。
この掲示板に出ている木製カバーのアコはどんな音色なんだろうか、と虫が・・・。
 品の良い貴婦人の絹とビロードの衣擦れの音に興奮するようなドキドキ感って、おれは
エロおやじか。・・・・・・聞いてみたいなあ〜。
 あ、忘れてました。2月10日(土)1:00pm〜 奈良アコ例会があります。
「東市小学校前」バス停下車、徒歩2分。レストラン「クッキングバンク21」です
楽器あり。前回は名古屋のジャズアコの名手吉川さんが、埼玉県からはパーマーヒューズ
さんがお出でくださいました。上手い下手は関係なし。乞う、ご来演。
 

Victoria XB502 Wood Converter特別価格にてご提供します!    投稿者:川井 浩  投稿日: 2月 5日(月)15時31分48秒
  Victoria Poetaの上級機種です。 あの、Poetaの鳴りはそのままに、47鍵・120ベース+フリーベース(Titano Converter Type)の超ど迫力。 ヨーロッパの定価は18,500Euro(約300万円!)。 購入後数時間しか触っていないという新品そのままの状態を大幅にお得な価格でご提供します。 これは1台限り、今後も出てくる可能性はほぼゼロの一品です。 早い者勝ち。 ご興味のある方は折り返しご連絡ください。 詳しい仕様はVictoria社のHPをごらんください。 これはすごいぞ〜。

http://www.accordions.it/uk/aframeie.html

 

Bugari Juniorfisa 115/J Wood  投稿者:川井 浩  投稿日: 2月 5日(月)08時54分0秒
  MLの2リードながら味わいのある木製ボディにをまとったJuniorfisa 115/Jは調律をSuper Dry、すなわちトレモロをゼロにしてこの超小型のウッドボディからびっくりするほど迫力ある大人の音色と音量を出している。 ミュゼットや一般的なアコではトレモロで甘さを出すわけで、いわばこれらはCafe Royalかクリーム珈琲。 このアコはBlack珈琲ストレートというところです。 スーパーでお惣菜をかえばすべてに甘味料が入っている。 外食をすれば、すべてに隠し味で砂糖が使われる。 味に飽き飽きした人、待ってました、こんなアコ。 こんなアコだれも持ってない、というのもいい。

http://www.akkordeon.jp/Demono/Bugari%20Juniorfisa%20115-J%20Wood.htm

 

Borsini Super Star 2000 45 5 Compact  投稿者:川井 浩  投稿日: 2月 4日(日)08時49分51秒
  こちらが、本家BMW 700シリーズの趣がありますねぇ。 Borsini Super Star 2000 45 5 Compactはプロ用純正ハンドメードリード、5列(HMMML)、45鍵・120ベース。 外観はおとなしい黒のセダンながら、エンジンはV8、5000cc、スーパーチャージャー付ターボエンジン。 迫力あるオーケストラサウンド、かわいらしいミュゼットトーン、メリハリのあるバンドネオン、どの音色もすばらしい。 45鍵あるということはYou Tubeにおける鍵盤型バヤンのようにバッハのトッカータとフーガなんかをがんがん弾けちゃうわけですね。 当然、自分が教会のオルガン奏者になったような錯覚を覚えます。 Compactと銘打ってあるわけは、この種のアコは通常だと15kg前後します。 重量挙げの選手並の腰を要求されますが、このアコはなんと13kgに抑えてあります。 まさに、BMW 700シリーズだ。 41・120のチャンバーアコと変わらない重量で45鍵、それも5リードは脅威的だ。 Borsiniが世界のメインの市場であるドイツで高い評価と販売量を誇っているにはわけがあると、理解できる一品。 まずはBorsini見てから、は三菱のパクリ。

http://www.akkordeon.jp/Demono/Borsini%20Super%20Star%202000%2045%205%20S%20Compact.htm

 

Brandoni Piccolo  投稿者:川井 浩  投稿日: 2月 4日(日)08時36分51秒
  Brandoni Piccoloは同社が作る一番かわいらしいアコ。 いわば、ダイムラーベンツが製造するスマートのようなアコ。 つまり、小さいけれど快適。 高速道路もがんがん飛ばせる。 同じような形をした日本の軽自動車とはちょっと違う。 設計思想には思い切りとはっきりした割り切りが必要で、MMのみのトレブル。 4列のベースも切り替え無し。 軽い。 超軽い。 音色、う、美しい、だけじゃなくて、音量があり、弾き心地はピアニッシモからフォルテまで広いダイナミックレンジは大型車メルセデスそのもの。 10万円前後の中国製アコとは姿かたちは似ていても内容がまったく異なります。 これって、「粋」です。 見せ掛けだけで内容がプアなんて商品が世に氾濫する中で、思い切ってスリムダウンして、おいしいところだけをどうぞ、なんて商品はそうはありません。 「通」のための「粋」なアコ。 これにお金を出す人は間違いなく「粋で通な渋い人」。 鍵盤数が足りない、とかレジスタが無いからとかいって、あの曲が弾けない、この曲が弾けないという方はまだ勉強が足りません。 昔はハモニカ一本でなんでも弾いてたでしょ? 人生にも思い切りと割り切りが必要だということがわかると物の整理ができてきて、急に人生が楽になる。 そんなことを教えてくれる素敵な恋人、Brandoni Piccolo、もぉ、抱きしめちゃう、あぁ、売りたくない。

http://www.akkordeon.jp/Demono/Brandoni%20Piccolo.htm

 

もひとつBrandoni  投稿者:川井 浩  投稿日: 2月 4日(日)08時20分55秒
  Brandoni King Line Cassotto Wood 148 Gold special decorationです。 下のBrandoniに特別装飾付の豪華版。 渋い、きれい、華やか、でもけれんみが無く、ナチュラルでありながら、実は超豪華・超高性能。 かつてのBMWの700シリーズのようなもの、いや、メルセデスSクラスベースのAMGとでもいったところでしょうか。こちらは入荷したばかりで、幸いなことにまだ在庫しています。 ダブルリベット仕様というのはリード一枚をフレームに固定するのにリベットを2本打っています。 これにより、長期使用にもリードのずれが無く、かつ、リードの付け根での接地面積が増えるため、リードの振動をより多くリードフレームに伝えるため音量がより大きく取り出せるというもので、いわば、スーパーチャージャー付V8、5Lエンジン搭載の高級車というところ。

http://www.akkordeon.jp/Demono/2007-2-3/DSCF4317.JPG

 

Brandoni King Line Cassotto Wood 148 Gold  投稿者:川井 浩  投稿日: 2月 3日(土)18時53分28秒
  こちらも入荷と同時に出荷されてしまったBrandoni King Line Cassotto Wood 148 Gold。 プロ用ハンドメードリード、ダブルリベット仕様、オールウッドボディ、レジスタ、半音キー、蛇腹もゴールドで、ベルトなどの色のコーディネートはさすがイタリア。 音色はさらにパンチが効いていながら、シルクのような繊細さと圧倒的な音量、ダイナミックレンジの広さ、これはすごい。 ほとんどすごすぎる。 木目のタッチはさわるだけでいい気持ち。 持つ喜び、弾く喜び、圧倒的な存在感。 こんな、アコめったにありません。
 

Borsini Super Star 2000 IV Gold  投稿者:川井 浩  投稿日: 2月 3日(土)18時48分0秒
  入荷と同時に売れてしまったBorsini Super Star 2000 IV Gold。プロ用ハンドメードリード、チャンバー、HMMLに気持ちの良いトレモロを贅沢につけて、抱き心地、弾き心地、最高の高級アコ。 何を弾いても気持ちがいい。 格段にうまくなったように思える、というか実際にうまく弾けてしまう。 いつまでも、いつまでも気持ちよく抱いていたいアコ。 音色は甘く、おいしく、パンチがあって、言うこと無し。 私の語彙では表現不可能です。 すぐに同じモデルを発注しました。 次回入荷は3月頃の予定。
 

シブーカの演奏  投稿者:MIDIAKI  投稿日: 2月 3日(土)15時14分32秒
  世界のアコシーンご提供有り難うございます、全部を観賞はなかなか出来ませんが、シブーカの演奏にはしびれました。テクニックもさることながら、本当に楽しく演奏されているのが伝わります。
ヘローシェークも交えながら軽快にリズムをスキャンダリーで表現して真似の出来る領域を超えています。
あのスタイルの曲の楽譜があったら挑戦したいですね、出来たら楽しいだろうと夢見つつ何度も聴かせて頂こうと思っています。
ボタン式のミュゼットも軽快でガンガン聴かせてくれます、さて練習しなくては。