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ZEN様ようこそ! アコのメンテナンスはやはり自分でやらなくてはならない部分はありますよね。HohnerのLucia IV Pとか、Atlantic IV N de luxeなどのモデルは分解も簡単で取扱説明書にも分解の仕方が写真で説明されているほどですので、アコのそこそこの手入れは自分でやるのが向うではどうも常識らしいですね。 音がでないとか、ごみでちょっと音がビビルとかの現象はかなりの部分が自分でも治せるものです。 もちろん繊細な楽器なので注意してやらないといけませんが。
さて、リードフレームの内側についているリードをどのように調律するか......うーむ、これはかなりキーポイントの難しい質問をぶつけてこられましたね。 これはアコ修理のKnow-Howにかかわることなので、そう簡単に教えるわけには参りません。 これを覚えるにはかなりのお金をかけて技術を習得したのですから....。などともったいぶるつもりはありません。 あ、もったいぶってますね。 すみません。 どうするかというと、メーカーにより、調律師により、実はいろいろと工夫して独自の方法でやっているのです。 どれがベストとはいえないのですが、いずれにせよ熟練が必要です。 さて、私の見た限りでは3種類のやり方があります。 いずれにしても、リードセットをアコの中から丁寧に取り出します。 @L字型に曲がったヤスリの頭でリードフレームの内側についているリードを削る方法 A氷を割るアイスピックをリードの内側から突き刺し、リードを表に引っ張り出し、それを削る方法 BL字型になった細い針金で内側のリードを表に引っ張り出し、これを削る方法、の3つです。 いずれの場合も力を入れすぎるとリードフレームの樹脂がもろいので(特に夏場は)リードフレームがリードセットから外れてしまう場合があるので注意が必要です。 もちろんこのようにリードセットからリードフレームをはずしてしまってやることも可能ですが、その場合は特殊な工具セットを作っておかない限りリードフレーム単体での調律は非常にやりにくくなります。いずれの場合もリードバルブを傷めないように細心の注意が必要です。プロはものすごいスピードでこれをこなしていますが、私はまだまだゆっくりと時間をかけて慎重にやるより仕方がありません。作業中にリードが左右にずれてしまうと音の狂いや音がビビルとか、音がまったく出ないとかの問題に発展する可能性があり、こうなると樹脂を落としてリードフレームを取り出して調整しないとだめということになりますので、こちらもご注意ください。さて、お役に立ちましたかどうでしょうか?
ところでZEN様のHP拝見しました。面白いです。大笑い(失礼!)させていただきました。Activeに突撃なさっているZEN様のスタンスとても好きです。
先の投稿で川井様のお名前を間違って投稿してしまいました。
たいへん失礼いたしました。
ありがとうございます!!
いつも、川井さまには、わがままを聞いていただくばかりで、ほんとに申し訳なく思っています。
25日は、会場到着がお昼頃になります。宿泊は、会場から徒歩圏内に運よくとれましたので、翌日の午前中は持っていけます。よろしくおねがいいたします。
アコーディオンの展示、全国のアコ愛好家のみなさまの演奏、いまから、ドキドキしています。
河合様はじめまして、ZENと申します。
アコーデオンのホームページをいろいろ見て情報を探しているうち
ここにたどり着きました。
わたくし、下手の横好きで楽器はいろいろ趣味で弾いています。
北海道の田舎暮らしなので、まわりにアコーデオンのことがわかる
楽器店もなく、笛皮のビビリやちょっとした音程の狂いなど、たい
ていのことは自分で調律、修理しています。
アコーデオンのホームページはいろいろありますが、調律や修理に
関する情報はなかなかなく、いろいろ教えてください。
さて、いきなりぶしつけな質問で恐縮ですが・・・
アコーデオンの中のハーモニカ(カステッロ)に押し引き同じ音の
リードが表裏ペアになってセットされていますが、表に露出してい
るほうのリードは調律(ヤスリで削るなど)作業しやすいのですが、
裏側になっているリードはなかなかうまく削ったり作業できません。
裏側のリードをいじるためにはリードプレートを固定しているロウを
はずしてリードを裏返せば調律できることはできるのですが、
河合様は裏側のリードはどのようにいじっていますか?
なにか特殊な工具とかお使いでしょうか?
やまぐちまりこ様、たしか楽器の展示は午後から夜にかけてだと思いましたので、午前中に現場で拝見するなどはできると思います。JAAサマーフェスタの次の週には私の本業の看板資材の見本市が有明のビッグサイトであり、これにも出展するため、JAAサマーフェスタの次の週は私自身が動けなる可能性が高いので、なんとかJAAサマーフェスタ中に解決できればと存じます。 私の技術レベルで直ることを祈っております。 JAAの楽器展示にはありったけのアコをかついで行くつもりにしておりますので、いろいろとみてください。 お目にかかるのを楽しみにしております。
こんにちは。8月のサマーフェスタ、25日から、28日まで3泊4日で滞在しようと思っています。
今回わたしは、出演はせず、アコ購入とフェスタ鑑賞が目的なので、楽器は持っていかない予定にしていましたが、実は今愛用中のエキセル、もう2年以上ベースにビビリ音があるのです。いつも使用している楽器のため、修理に出すこともできずにいます。もし、フェスタ中に川井さまに診ていただくことができましたら、嬉しいのですが、、、。フェスタ中は、お忙しいことと思いますし、私も、フェスタ以降の8月末まではライブを入れてませんので、楽器を手放すことができます。9月3日に使いますが、それは、レッスンですので、間に合わなければ、その日はソプラニで指導できますので、大丈夫です。
お忙しいところ、心苦しいのですが、無理してお願いさせていただいてもよろしいでしょうか…?
リンクありがとうございます。
私も数年前、都内のフォークダンスサークルにいまして、流れてくる音楽にアコーディオンが使われているのをうれしく思っていました。
年に一度の大例会には定番のオクラホマ・ミキサー、タタロチカ等を弾いたことがありました。ちなみにその時はワイヤレスのピンマイクを左の肩口の辺りにつけ、ベースの音を拾っていましたが100人以上の踊りの伴奏には効果的でした、
昔話ばかりで恐縮です。
コロボ様、早速のご快諾深謝申し上げます。本HPへのリンクもどうぞお願いします。 実は私は大学時代は民族舞踊研究会としょうしてフォークダンス部を創設して、みようみまねで各国のダンスなどを仲間を募って踊っておりました。楽しかったなぁ。それで、フォークダンスの音楽にはかなりの割合でアコが入っている。それも、イスラエル、バルカン、スコットランド、ドイツ、スイス、アイルランド、オーストリア、フランス、アメリカ、中南米と音色・雰囲気が非常に異なり、民族色豊か。 一部タイとかインドのものもチャレンジしましたが、当時はまだアジアの踊りはマイナーでした。最近ではアジアの踊りも増えてきていると思いますが。そういえば、フラダンスとかスペインのフラメンコとかになるとアコではちょっと無理な感じですね。しかし、やらなければならないアコの民族舞踊音楽は数知れない。 そんな楽譜が手に入るといいですねぇ。 いや、是非ほしいなぁ。 それに踊りまで振り付けられたら最高だと思います。 アコはあくまで裏方かも知れませんが、重要な役割には違いありません。 プライドを持っていきましょう。この掲示板にご参加いただいているCovanchoさんももうじきブルガリアに長期滞在されアコ三昧、民族舞踊・民族音楽三昧に浸るのだそうです。 なんともうらやましい限りです。
川井さま、歌、音楽、踊りの経験談までいただきありがとうございます。
イスラエルといえばマイムマイム、ハーモニカ等のフォークダンス曲は
アコーディオン映えするものが多いですね。
とかくネット&アコの世界は伴奏が日陰に追いやられているような気がしますが
川井さまのレス心強いです。
リンクの件よろしくお願いいたします。当方のHPからもリンクさせていただきたく思います(事後承諾、お願い致します)ご確認ください。
コロボ様ようこそ! うたごえ素敵ですね。 私の学生時代には大分流行っていて、旅行に行くにも必ず歌集を作って持っていったものでした。 みんなで歌うということがこれほど素敵なことだと改めて知りました。 私の母は80歳半ばですが、いまでも甥のアコ伴奏の老人会で歌いまくっています。 また、アコ1台で十分リードというか伴奏できるものですよね。7月中旬にはマジックテープで着脱簡単なマイクロフォンが入荷する予定ですので、是非お試しください。 もしかしたらアンプにつなげるMIDIアコなんかにもご興味をもっていただけるかもしれませんね。
学生のころドイツのユースホステルでイスラエルからの若人のグループ約20人と一緒になったことがあります。 彼らはだれかが手拍子を始めたり、リードするメロディーを口ずさむと、一切の楽器の伴奏もなしにものすごい声量の合唱となります。 どのような過酷な状況に追いやられても民族の絆をしっかりとつかんで行こうとするしたたかな生存のための技術というか教育というか伝統なんだろうとひしひしと感じました。 もちろん歴史を振り返れば国がないまま数百年も民族としての絆をしっかりと失わずにこられたというすごい力を感じます。 そしてその力の一端は間違いなく歌や音楽や踊りが担っているとおもわれます。 一方、アメリカンインディアン、オーストラリアのアボリジニ、インカの民、北海道のアイヌなど無残に他の文明や民族に滅ぼされてしまい、自尊心も失い、もはや民族としての誇り、結束、文化、などを失ってしまったグループもある。 おそらく共通の歌も踊りも音楽も消え去ってしまったのだろう。 わが日本民族には世界中にばらばらになったときにともに歌って文化を継承するだけの歌があるだろうか? 日本にいて世界の歌を歌える幸せな今が、そんな心配をしないでいい今があるから、いいか....
振り返ればつらい時代には共通に歌える歌があったんですよね。 明日を夢見させてくれる、昔を忍ばせてくれる歌もあったんですね。 今の日本は、世界の歌を歌える平和な時代なんだなぁ、と思います。 これからもどうぞいつでもご参加ください。お待ちしています。 ところで、コロボ様のHPとリンクさせていただいてもいいでしょうか?