re:ボタンアコ  投稿者:ろばの耳  投稿日: 1月27日(土)06時01分14秒
  まぁ〜さん、初めまして。長文を読んで下さって有り難うございました。
岡山遠征ご苦労様です。 交通手段は列車利用ですか? マイカーですか? 遠くて大変でしょうが頑張って下さい。

> ボタンアコを見させていただき尚且つ触らせていただいた感想ですが・・・一言で言うとお洒落です。

あ、そうでした。しかし、これを書くとまた少し問題が出そうなので引っ込めましたが、次のような自問自答がありました。

・ボタンアコはお洒落で、楽器を小さく軽く作ることも可能である。
それじゃぁピアノkeyはダサイか? 決してそうは言えない。あれはあれで美しい。ただ、分かり易いからだろうが、ピアノ式の場合、鍵盤を見ながら弾く人が多いのは困ったものだ(^^;。

・小さく軽く作られた楽器は?
keyアクション部分の質量がどれほど違うのかは知らないが、左手部分が同じだとすれば右手のリードセットの数やチャンバーなどの仕掛けの有無になるだろう。そして、ここまで来れば、後は空気室(ベローの部分)の容量比較になるだろう。

・小さく作られた楽器の空気室は当然楽器が小さいなりに小さい。
それじゃぁ、小さいのはダメなのか? メロディ部分で3オクターヴを超える音域はやはり相当高度な要求を満たすためのものと言えるのではないか。通常の演奏で実際に必要な音域、音量を考えれば、空気室はそれほど大きなものを必要としない筈。(空気室の大きさを必要とするのは、右手に関しては低い方のLリードを十分鳴らすために必要なのであって、Mリード中心の使い方の場合はそれほど大きな空気室は必要としない筈だから。

・低い方のLリードを十分鳴らすような音楽とは?
クラシック系や教会音楽などかな? とすれば、音楽の好みの問題で楽器のサイズを考えても良いのではないか。ベースはそれなりに軽く弾けば全く不自由はしないだろう。

あ、ボタンアコを触ったこともない人が、推定であまり書きすぎてもいけませんね(^^;。
 

ピアノ vs ボタン  投稿者:ひで  投稿日: 1月27日(土)00時34分15秒
  以前から私もボタンアコに興味を持ち続けていました。所有しているアコはピアノキーですが、オクターブを押さえるときに、手が小さいためにいつも苦労しています。私がボタンアコに魅力を感じるのは小さい手でもオクターブを容易に押さえられそう・・・という所でしょうか。 ただ、ボタンの位置を記憶するのは時間がかかりそうな気もします。押し間違ええとかないのでしょうか? 超絶技巧にはどちらの方が有利なのでしょうかね? 最終的には練習量なのかな?とも思いますが。cobaさんも御喜美江さんもピアノアコを使っていらっしゃるし。  

ボタンアコ  投稿者:まぁ〜さん  投稿日: 1月26日(金)23時35分1秒
  こんばんは、今練習から帰ってきました。^^;
ろばの耳様、以前に私が聞いた質問覚えてくださいましてありがとうございます^^
今年1月14日に岡山に行ってまいりましてピエールマリ子様からボタンアコを見させていただき尚且つ触らせていただいた感想ですが・・・一言で言うとお洒落です。
そのお洒落さに観そられてもう買う予定です^^;以前「鍵盤からボタンに変わる人が多いが・・・」と聞きましたが変えていく理由がなんとなくわかった気がします。
短所のところで「・ブラインドタッチを確実なものにする仕掛けが有るのかどうかは知らないが、ピアノkeyと比較してより困難と思われる。」ですが、そうだと思います。
が、今のボタンは色つきで尚且つある部分を刻みいれたり何かしてわかりやすくなってるみたいです。そうではないタイプはピエールマリ子様曰く「マニキュアとかシールなどを使って印をつけるの」とのことです。工夫の一つですね。その他にもあるみたいですが・・・
何も細工されていないボタンにする理由の一つとしてフランス人のお洒落からきてるらしいですね。(間違ってたら訂正して下さい^^;)
ろばの耳様長所と短所を書き出していただいてありがとうございます。私はすごく勉強になりました。
 

ピアノアコとボタンアコの長短を考える  投稿者:ろばの耳  投稿日: 1月26日(金)21時23分48秒
  昨年暮れのどん詰まり、大晦日に川井さんから「大晦日と新年の意見交換のテーマに」と、次のような提起があったことを皆さんご記憶かと思います。(Back Number 136 参照)

> ボタン式かそれともピアノ鍵盤式か、皆様はどのようにお考えになりますか?

このテーマは、あの書き込みを拝見して以来、僕もハムレットよろしく頭から離れないテーマです。しかし、実際にはこの提起に対するコメントは少ないまま、その後の展開は you tube の洪水に押し流され、続くネット投票フィーバーでどこかへ行ってしまった感じになってしまいましたが、折角のテーマですので自分なりの考えを纏めてみました。(ここでボタンアコとはクロマチックアコーディオンのことと解釈します。)

なお、僕はボタンアコは写真やyou tubeで見るだけで触ったことも中を見たことも(写真を含めて)ありませんので、間違いやとんでもない勘違いが多々あると思われますが、皆様の語義論の叩き台として発表しますので、どの部分からでも大いに叩いて修正して下さるようお願いします。

【ピアノキー】

(長所)
・key配置は、調性音楽にとって調性感の視覚的・肉体的拠り所となってきた歴史的なものであ、この配列に関して否定されるべきものは何もないといえる。

・バー状のkeyは、親指を他の指と同等またはそれ以上に有効活用できるkey styleであり、これによる親指活用効果は大きく、特に、親指が他の指を潜り、または他の指が親指をまたがるなどによるポジション移動の際に、他の指との置き換えが極めて容易である。

・黒鍵は、色だけでなく高さも異なる2−3配列であるため、ブラインドタッチを容易にしている。(と思う)

(短所)
・keyの配置は、一定の長さ及び幅が必要であるため、配置できる鍵盤数の制限が大きく、片手だけを対象とする鍵盤としてはこの制限は痛い。

・音響物理的には、長いkeyは可動部の質量が大きくなるため軽快な運動性が犠牲になりやすく、音の切れを良くすることが困難である。

【ボタンキー】

(長所)
・一定面積の中に配置できるkeyの数を確保するのが容易である。このため、長さ方向では指の届く範囲で広い音域の同時発音が可能となり、また、幅方向に対しては列を増やすことで同音keyを配列することも可能となる。(6列配置の場合は完全複数となり、2段鍵盤に相当する)

・key操作に伴う可動部分をコンパクトに纏めることが可能となるため、音響物理的にピアノキーに比べて運動性が軽快となり、音の切れを良くすることが可能である。(フリーリードは、もともと音の立ち上がりや減衰はどちらかと言えば緩やかであるため、これは有利である。)

・6列配置とフリーベースとの組み合わせは、調性からの解放が可能である。

(短所)
・ボタン状のkeyは、親指の活用が犠牲になりがちである。(練習でどこまで克服可能か?)

・ブラインドタッチを確実なものにする仕掛けが有るのかどうかは知らないが、ピアノkeyと比較してより困難と思われる。

【まとめ】
・当初は、どんな音楽をやりたいかでピアノキーかボタンかは決まるのではないか?と思っていたが、実際の楽器の選択はそれに近い形での収束が無難かも。しかし、機能的に見ると優れた面がボタンには見られるので、ピアノkey→ボタンkeyのシステム転換例はあってもボタンkey→ピアノkeyへのシステム転換は(挫折や中途断念を除き)無いと言っていいだろう。

・僕がせめてあと20年若ければボタンアコ/コンバーター式に、そしてもっと若ければ6列クロマチック/フリーベースに挑戦したかも知れない・・・若い人達は、是非頑張ってクロマチックに挑戦して欲しいですね。ボタンキーは、片手での演奏を考えた場合、機能的に優れたシステムと考えられる。

・自分は、マイアコとしてピアノキーの選択を決めているが、せめてここで考えた短所を克服できるような弾き方を目指したいですね。
 

北海道のZENさん  投稿者:たもつ  投稿日: 1月26日(金)11時29分49秒
  ありがとうございました。
一度、川井さんに見ていただくこととなりました。ご意見ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
 

You Tubeの注意点  投稿者:川井 浩  投稿日: 1月26日(金)07時37分23秒
  You Tubeはだれでも投稿できるわけですが、内容についてはYou Tubeは一切責任を取りません。いわば嘘の情報も流せるわけです。Internetの怖いところはそのような嘘や間違いの情報もフィルターにかからずに同時発信されてしまうことです。個人個人でより強い判断力や教養を身につけていくことが求められそうですね。  

世界のアコシーン  投稿者:カブトガニ  投稿日: 1月25日(木)21時30分4秒
  「世界のアコシーン」沢山UPして頂き、いろいろ覗いて楽しんでいます、有難う御座います。リストの最後から二つ目に畏友Marcel AZZOLAの名前を見て開いてみましたが何処にもMarcelは居ませんでした、こんなのも有るんですね。

http://www18.tok2.com/home/wani/ss/sumiyatop.htm

 

クロマチックjアコ  投稿者:ひで  投稿日: 1月25日(木)13時07分33秒
  クロマチックアコ、片手で2オクターブ掴めるのですか?
手の小さい私としては非常に興味があります。
本気でボタンアコへの乗り換えを考えようかなぁ。などと思いつつYouTubeを見ていたら、見つけました。ボタンアコの演奏。
中国人女性の演奏する「モントーバンの火」です。
画面が男性の視線を意識した構成になっているようにも思いますが(タイトルもsexy accordeonisteですし)、演奏内容に注目しましょう! なかなかのものです。

http://www.youtube.com/watch?v=r8wOWc06PSw&eurl=

 

クロマチック式ボタンアコのボタン  投稿者:ZEN@北海道  投稿日: 1月25日(木)07時44分7秒
  クロマチックは基本的にはいちばん外側の3列で全ての半音階ができています

4列や5列あるのは1列目と同じ音が4列目に2列目と同じ音が5列目に
全く同じ音のボタンが重複して付いています

片手を広げるだけで2オクターブ以上の音域が楽に掴めるので
そういう意味ではピアノ鍵盤とは違った演奏ができるかも知れません

re:本日のYou Tubeより  投稿者:ろばの耳  投稿日: 1月24日(水)23時31分32秒
  早速タイトル付きで紹介していただき有り難うございます。全部見終わるのは週末になるかも知れませんが、これで迷子にならなくて済みます。

ところで冒頭のVivaldiは、かれこれ20年ほど前にチェロで弾いたことのある懐かしい曲でした。OP3, No.11(ヴァイオリン協奏曲集「調和の霊感第2集」の5曲目)の3楽章に当たりますが、2本のヴァイオリンと1本のチェロがソロパートで、これと弦楽合奏と協奏するコンチェルトグロッソですが、それを2人のアコ奏者が弾いているのは凄いですね。サスガ・アコと吃驚しました。それに、フリーベースでないとやっぱりあのバスは出来ないし、多分1台はボタンアコである必要がありそう・・・。

というのも、ボタンアコは触ったことも中を見たこともないけれど、6列になると2段鍵盤と同じになるようだし、4列、5列となるに従って声部が増えても対応の余地が出てくるようなので良いですねぇ。せめてあと20年若ければボタンへの挑戦を考えたかも知れません。う〜む。
 

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