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Parmerhuse様のコンサーティナのご紹介があったので、こちらもDiatonicのアコをご紹介しましょう。Diatonicとは同じボタンでも蛇腹の押し弾きで音色が変わるUnisonic方式と呼ばれるタイプです。古典的なバンドネオンもこのタイプです。 通常のアコは一つのボタンで蛇腹の押し弾きでも音色が変わらないのでBisonic方式と呼ばれます。 コンサーティナが左右とも単音ボタンであるのに対して、Steirisch乃至SteyrischタイプとよばれるこのDelicia
Favorit
IIは左側はヘリコンバスとコードバスの組み合わせになっている。それも蛇腹の押し弾きで音色が異なる。 といっても、右側のボタンにあったベース・コードを左手で弾けば、左右とも同じボタンで押したときも弾いたときも正しい組み合わせに鳴っているところが面白いし、合理的にできている。 というわけで、これ一台で結構迫力ある演奏ができてしまうところがすごい。 コンサーティナとは比較にならない迫力がこのような小型サイズの箱から出せるところがすごい。 アルプス地方を中心にして、ドイツ、スイス、オーストリア、チェコ、イタリーなどでは蛇腹楽器としては存在感があり、アコメーカーも競ってデザインを争って製造している。 今後入荷を増やして行きたい楽器だ。 SteirischないしSteyrischとはオーストリア南東部のGrazを首都とするSteiermark州の地域の文化、言語、音楽を示している。 地図をみればお分かりのとおり、北部はアルプス、南部はSloveniaに隣接している。ドイツなどでフォルクローレで有名なSlavko
Avsenikも出身はSloveiaで、そのサウンドはSteyrischがベースになっている。ZupanやLanzingerも出身はSlovenia。音楽、それもアコの音色が生活のベースになっている地方だ。
http://www.akkordeon.jp/Demono/Delicia%20Favorit%20II.htm
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