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アコ上死  投稿者:川井 浩  投稿日: 5月27日(土)23時59分4秒
  かっち様ご活躍のご様子なによりです。 この掲示板でお互い知り合いになれるってとてもうれしいです。 私は今朝成田に戻りました。 明日朝一番の新幹線に飛び乗り大阪のビバアコに参加してきます。 最終の新幹線に乗れれば来週月曜からの本業の仕事に差し支えは、まぁ、多少はあるかな。 アコ病のもう一つの恐ろしい側面は自らの健康さへ省みなくなってしまうことにあるのかもしれない。 アコ病患者の最大の、あるいは最後の幸せとは「アコ上死」。  

御礼  投稿者:かっち。  投稿日: 5月27日(土)11時53分6秒
  昨晩は蔵前の喫茶店でDJモドキと演奏のイベントを行ったのですが、
こちらの掲示板でご縁のあったShin様とASANO様にお越し頂きまして
大変ありがたいことでした。Shin様にはギターの伴奏も…。

日本初「かもしれない」
ボタン式クロマティックアコーディオン男女混合デュオ
「五月の巴里」- Gogatsu no Paris -
を今後ともよろしくお願いいたします。

どさくさ紛れに宣伝してしまいますが、来月28日にも国分寺のライブハウス
「クラスタ」さん(http://www.classta.com/)に出ます。

http://love.ap.teacup.com/variete/

 

♪別れの朝....  投稿者:川井 浩  投稿日: 5月26日(金)14時19分52秒
  ♪別れの朝、二人は、冷めた紅茶飲み干し...♪と歌詞をつけたのはなかにしれい、原曲はオーストリアのウド・ユルゲンスが作詞・作曲・歌。 それとまったく関係なく小生はミラノに別れをつげる朝を迎えた。 土曜日に成田に到着、日曜日には大阪のビバアコで皆様におめにかかれるのを楽しみにしております。 すこし疲れた中年太りでのびた髭のおじさんがいたらおそらくそれは私ですので、どうぞお声をかけてください。 写真はミラノに別れを告げる朝の安宿のベランダからのスナップ。 これから飛行場までうまくたどり着くかどうか、やってみなければわからない一人旅。あー、おもしろい。
 

前菜でHappy  投稿者:川井 浩  投稿日: 5月26日(金)11時32分7秒
  イタリアのレストランでの最大の楽しみがこれ、前菜に注文できる(ときがある)パプリカのマリネ。 これとパンとワインがあれば、あとはなにもいらない、けど、他にも注文します。今回は豪勢にスパゲッティー・ボンゴレ、それにつづいておまけに、なんとかいう白身の魚の温製カルパッチョ。 カルパッチョとはいつも冷たいものとばかり思っていたが、今回のカルパッチョはオーブンで焼いてある。 そんなカルパッチョもあるとは、カルパッチョの定義を再度調べる必要性がでてきた。
 

尖塔の一つ一つに彫刻!  投稿者:川井 浩  投稿日: 5月26日(金)11時27分33秒
  Duomoの外に再度でて、空高くそびえる尖塔をながむれば、なんと尖塔の一つ一つに人物の彫刻が彫られている。正面の尖塔は12本だから12使徒だろうか。 こまかくみればみるほどいろんな彫刻がほどこしてある。 よほどの粘液質な人間でないとここまであきらめずにつくりつづけることはできないだろう。 すごいです。 よくやります。 かないません。 おそれいりました。 信じます。
 

Emmaunel II世のアーケード  投稿者:川井 浩  投稿日: 5月26日(金)11時22分39秒
  世界最古の(?)全天候型ショッピングアーケード。浅草の仲見世がこれをヒントにしたかどうかは不明。
 

Duomo内部  投稿者:川井 浩  投稿日: 5月26日(金)11時20分41秒
  荘厳にして華麗なDuomoの内部には聖書の物語から題材を得た大きな絵が祈祷席の両側にびっしりとかかっている。 きっと有名な画家の絵もまじっているのであろうが、時間と下調べがないので、詳細レポート無し。
 

Milano見物  投稿者:川井 浩  投稿日: 5月26日(金)11時17分16秒
  いよいよ今日イタリーを発って帰国するため、昨日ミラノ入りした。ミラノにきたらやっぱりDuomoをみなくちゃ、というわけで100%おのぼりさん観光気分。残念ながら正面の華麗な壁面は修復中で見ることはできなかったが、中にはいればそこは荘厳なキリスト教の教会で、信者も不信者も一様に厳かにデジカメを採りまくっている。私は信者を装う不審者ですが、なんとなく霊験あらたか。イエスかっこいいけど、かわいそう。マリア様素敵。聖書の絵物語に古からの人の世の理不尽と不正や醜さ、あるいは誘惑や惑いなどを思い知らされて、頭をたれて広場に戻ればそこは旅行者と鳩の坩堝。Duomoが浅草の観音様なら、おとなりにあるEmmanuel II世アーケードはさしずめ仲見世。旅行者とスリでごった返している。
町外れの安宿に戻り近所にRistoranteを探せば、あるじゃないですか、安くてうまそうなところが。ミラノ駅前のホテルの3分の1の値段の安宿に泊まれたので、たまたま昼飯もぬいちゃったので、浮いた分でごっつう飲み食いしたら、結局暴飲暴食で、気が付いたときはあとの村祭り。 2週間の不摂生で大きく変形した下っ腹と首周りをどのように修復するかが帰国後の最大の課題だ。
 

イタリアにおけるアコ販売の現状  投稿者:川井 浩  投稿日: 5月25日(木)13時27分5秒
  イタリアにおけるアコ販売の現状についての情報です。 Pigini、Excelsior、Bugari、Victoriaなどの販売の中心をなしているのはアコ教師による生徒への推薦というか押し付けだそうだ。メーカー側もアコ教師に積極的にアプローチしてリベートを払うという仕組みだ。アコ教師と生徒という密接な人間関係の中での「推薦」は実質的に「No!」といえない密室での押し売りだ。結局この方法がアコを売りつけるのにもっとも手っ取り早く、何を買っていいかわからない生徒にとってはむしろお手軽というかリスクが少ないという面も勿論見逃せない。 勿論上記にあげたアコメーカーの製品は一般的にどれもすばらしい製品であるには違いはない。 ただ、今回もさらに思いを深くしたのは、アコにはそれぞれ異なるメーカーの哲学があり、その味わいもまた千差万別、まさにバラエティーに富んでいるといおうことだ。 それらを知らないまま、いわれるままにアコを購入しなくてはならに状況に置かれたままで、アコを購入するのももしかしたら幸せなのかも知れないし、それを100%否定するものではない。勿論良心的なアコ教師も多いと思うし、先輩のRecomendationは重要な意味を持つ。 とはいえ、アコとのお見合い結婚か、恋愛結婚かと言われれば、どちらを選択するだろうか? 昔は親が決めてくれた相手が一番幸せなのだと自分に言い聞かせて納得していた時代があったのかもしれないし、今も存在しているであろう。 また、それはそれで本人がそのように望むのであればいいことだと思う。 ただ、本人がそう思わないのにお見合い結婚を無理強いされる、あるいは好きな人がいるのに周囲の反対で結婚できないとなると、イタリーに来ているせいか「ロミオとジュリエット」の悲劇などを連想してしまう。好きなアコにめぐり合うためのアコ探しにもいけないのか? これはそもそも悲劇だと思う。 アコはそれなりにかなり高額な商品だ。 自動車の価格にも比べられるほどの値段だ。 それをアコ教師の一言で決めていいのか? 結婚と違って、幸いなことにアコ購入はやり直しが簡単だ、でも買い替えはお金がかかる。 下取りは購入価格の何割しか戻らない。 できれば購入前に十分いろいろなアコを弾き比べて本当に自分の求めているものを探し出すべきだ。 結婚前にはいろいろな異性とお付き合いをしたほうが絶対にいいはずだ。 あ、いえ、絶対とはいいませんけど、そのほうがいいんじゃないのでしょうか? Beltuna社の場合もアコ教師から仲介するからマージンをくれという話は良く持ち込まれるらしい。 もちろん、仲介してアコが売れればメーカーとしては、商売としてはそれでいいことなのだが、本当にアコを愛するものとしてはメーカーの人間としてもイタリーにおけるアコ販売の現状に疑問を投げかけている姿をみて感動した次第。 アコメーカーとしてもいろいろなアコを作っている。 Beltuna社を訪問し、若旦那と話をしているときに同社のスイスの販売代理店から電話が入った。 それはお礼の電話だった。 同社のアコを購入した多数のユーザーからすばらしいアコを売ってくれてありがとう、という感謝の声が多く、販売代理店としても非常に幸せだというお礼の電話だった。 これを受けたときのBeltunaの若旦那の晴れやかな、幸せに満ちた笑みを忘れられない。 まさに愛情を注いで製造したアコがそれを購入した人々を感動させ、幸せにしているというそのことがアコメーカーであって良かった、いいアコを作ってよかったという感動につながっているのだ。 そして、それは強制的に買わされたものではなく、ユーザーが選んで購入した結果だというのがうれしかったのだ。 ちょっといい話、でしょ? 私もそのようなアコ販売業者になりたいな、ということなんです。 ですから、まだまだ増やします、いろんな素敵なアコ。  

Brandoni短編物語  投稿者:川井 浩  投稿日: 5月25日(木)12時09分12秒
  写真は今は引退している先代の社長のPaolo Brandoniだ。Brandoni社は彼のお父さんが創業。男・女・男の3人の子供恵まれた創業者Brandoni氏は家業を長男と次男に譲り引退。長女はBompezzo家へ嫁いだが、そこもアコーディオンメーカー。1950年代までGeneralのブランドで米国を中心に大商いをしていた。その後のアコブームの終焉に伴い、Generalブランドのビジネスは終わりを余儀なくされた。その後はBompezzoブランドで本国イタリーを中心にビジネスをしていたが、アコ全盛期に生を受けた現社長の時代に2代目Brandoniのビジネスを引き継ぎ、現在はイタリー国内向けのBompezzoブランドのアコと、最高級品質を目指すBrandoniブランドのアコを製造している。特に興味深いのは32鍵・72ベースの小型機でも決して手抜きをせず、最高級リードを組み込み、音色・弾き心地では一切の妥協をしない方針だ。 技術的にもダブルリベットリードを採用するなど、他社にさきがげて高品質なものを製造する意欲に燃えていることだ。 現社長は創業者の長女の子供ということで3代目にあたる。工場ではそのマンマも、嫁いだ先の現社長の父にあたるおじいさんも総出でアコ製造に打ち込んでいる。 例のダブルリベットリードも一族からでたリードメーカーの手作り製品で、毎月アコ3台分のリードしか作れない最高級リードだ。 家族・親戚一同アコ製造に携わる文字通りのアコ一族だ。 Paolo Brandoni氏とはあまり永くお話はできなかったが彼の50年余にわたるアコビジネスの現場からは興味ある話が山ほど聞けるはずだ。 次回は丸一日、いや、何日かけけて聞き出したいと思いながら別れた。