Schweinfurt  投稿者:川井 浩  投稿日: 5月21日(日)13時01分47秒
  美江御喜さんにお目にかかった時間はあっという間に過ぎ去り、お別れしてからむかったドュッセルドルフの駅ではまさに雷鳴とどろき、バケツをひっくり返したような突然の大雨と突風。 予約がやっととれたInterCityの列車が30分送れ、目的地への乗り継ぎが不可となり、約1時間後の列車の予約が取れたので、食堂で暖をとり始めてすぐに爆睡、お店の食券売り場のおじさんにたたき起こされたのは列車の出発5分前。 寝ぼけた頭のまま走る駅の構内。 プラットフォームがみつからず、あせる浩。 やっと飛び乗った列車がすぐに走り出した。 シューベルトの魔王を思い起こさせる暗雲のなかつきすすむ列車の中で、御喜美江様とSchenk様の繊細で魂にやさしく話しかけてくれる演奏をCDでノートパソコンとヘッドフォンで聴きながら、またうとうと。 時々目覚めては、先ほどのことが夢かまことかはっきりしない。 非常にドラマチックな一日でありました。

エピローグ: 当日の目的地はロマンチック街道の出発地といわれるビュルツブルグ経由いくSchweinfurt。 Schweinとは「豚」の意味で、Furtとは「瀬」を意味する。 いわば「豚瀬」。 ブュルツブルグでの乗換え時間がまたも列車の到着遅れにより、3分しかなく、重いかばん2つ抱えて走る。普段の運動不足を痛感する瞬間。なんとか乗換え成功。Schweinfurtについたのは午後7時過ぎ。雨の残る曇り空のなか、駅前に1軒だけあるホテルが改装中で宿泊不可。 あたりに商店街もホテルも見えない。 そこで他のホテルは近くにないか聞くと1km先に一軒あるとのこと。重いかばんを引きずりながらたどり着いてみれば土日は定休日で真っ暗。空も真っ暗。気持ちも真っ暗。ふらふらと旧市街にすすむがドイツの小さな町の週末の雨の夕方は人が道路にいない。だれもいない。 寂しさ募る。見捨てられた感じ高まる。♪時には母の無い子のよ〜ぉうぉに♪感じる。 さびしい歌がつぎからつぎとあふれてくる。 それでもであった人にホテルは近くはないかと聞けば、あんたの立ってるところがホテルの前よ、と教えられ、間抜けな感じから、急に元気な感じに戻り、いや〜、一人旅ってほんとうにいいもんですね、といった感じが押し寄せてきて、さっきの寂しさはどこへやら。 ホテルのレストランに張られている「旬のアスパラガスにはドイツの白ワインを」なんてチラシをみただけで、幸せが戻ってくる。 明日の僕の誕生日のためにすべてが用意されていたのだ、という感じが高まる。残念ながら旬のアスパラガスは売り切れで不可だったが、マイン河沿いのNordheim産の当ホテルのドイツ白ワインはフルーティーな葡萄の香りを芳醇に含んだ、まさにドイツの白ワイン。 許す、なんでも許す。 なんでもおねだりしなさい、なんて気分になる。 なみなみと注いでくれる2杯目はそんな気分をもっと強くさせる。 3杯目はちょっと多いんじゃないの〜?と自分に警告する良識ある自分を2杯目でいい気分になっちゃった自分がぶん殴る。 それで、ちょっとSchweinfurtの街を見物に散歩にでれば、なんと街中ブタだらけ。 正確にはいろとりどりに彩色されたブタのFigureがまちのそこここに立っている。 街をあるくと出会う人の数の5倍ぐらいのブタがいる、あ、いえ、ブタのFigureがある。 さすがSchweinfurtだけど、このあまりにも落ちの無い駄洒落は面白いかといえば面白くなくは無いが、もうちょっとエスプリを効かせてほしい、けど、ここはドイツの田舎。 もっとも、ベルリンは熊だらけだったし、いつかいったZurichの街は牛だらけだった。 Hamburgは水先案内人の像ばかり街中にあふれている。 どうも、ドイツ系の街や村はその地にゆかりの像を街中に作るのが好きらしい。
 

御喜美江さんとのデート  投稿者:川井 浩  投稿日: 5月21日(日)11時51分58秒
  デュッセルドルフのホテル日航で憧れの御喜美江さんと初めてお目にかかることができました。BLOGではすでに友人扱いをいただいているのに会うのは初めてというネット系出会いのようなものを初体験。これまでBLOGでお付き合いいただいていたままの気さくで明るく素敵な方でした。 ご主人のプロフェッサーSchenkさんもご同席いただき、とても楽しい時間でした。コンサートに行かれるまえのあわただしい時間にわざわざお見えになっていただき恐縮しています。 写真まで一緒に撮っていただき、自分の目じりの下がり方があまりにも激しいので、相当うれしかったものと見える。 お土産にといただいた御喜美江さんのクラシックアコーディオンとSchenkさんのピアノのCDを列車で聞きながら南下するアコ漬けの初日にふさわしいスタート。思えば今日は私の59回目の誕生日。おかあさん、生んでくれてありがとう。

http://mie-miki.asablo.jp/blog/

 

きん様のALPINA  投稿者:川井 浩  投稿日: 5月19日(金)13時51分5秒
  きん様にお買い求めいただいたALPINA君が元気に活躍しているとのこと、うれしいです。 また、きん様あいかわらず精力的にご活躍のご様子なによりです。 HOHNER ALPINAの心地よく、明るくWetな音色と、どこからくるのか分析・表現不可能な弾き易さ、それにアルプス風アコのデザインを決定付けたこのデザイン&コンセプトは歴史にのこる名品だと私は思っています。 けれんみの無いさわやかなトレモロ、緑の谷間にこだまするようなしっかりした歯切れの良いバス。 いいですよね。 Zupan、Lanzinger、Beltunaなどの後世のALPINAモデルのルーツがこのHohner Alpinaだ。 残念ながら現在の中国資本となってしまったHohnerはこのModelをもう生産していません。 もう生産できないでしょう。 是非大切に毎日かわいがってあげてください。  

ALPINAその後  投稿者:きん  投稿日: 5月18日(木)19時00分23秒
  ご無沙汰してます。
柏アコパ、今度のヤツと残念ながら行けませんが、またご案内ください。
ところで、相変わらずレッスンサボりまくってますが、ALPINAは結構出動しています。評判よいです。
見た目もよいし、可愛いデザインの割りに迫力のある音だし・・です。
4月には東京にも持って行きました。一曲だけど、ちょっとアイリッシュ系の女性シンガーのバックで弾きまくりました。(相変わらず右手のみ・・)
10月パリに行きますが、根性で持っていくか送るかしようと思ってます。
良い楽器をありがとうございました

ちゃっかり画像つけます。なんかバリバリのアコ弾きみたい〜・・と、一人で気に入ってます

http://www.geocities.jp/pianokjp/index.html

 

Berlinでの休憩  投稿者:川井 浩  投稿日: 5月18日(木)13時39分38秒
  本業の仕事の合間に訪れたドイツ、ベルリン、博物館島の代表的なMuseum、Pergamon Museum。 紀元前の地中海の文化の圧倒的な力を時代を超えて感じる不思議な空間だ。さて、アコ無しの一週間ももうすぐ終わる。 来週はアコ漬けになりにアルプスを越えてイタリアへ。
 

Museumめぐり  投稿者:川井 浩  投稿日: 5月17日(水)12時50分20秒
  本業の仕事で来たAmsterdamでちょっと時間ができたので、駆け足でVan Goch Museumとレンブラントの大作などが展示されている帝国博物館を回った。今週中はみっちり本業の仕事。来週はイタリーへアコの旅。Brandoni、Beltuna、Suoni、などの各社を訪問し製品につき紹介を受けたり、思う存分触らせてもらうほか、調律などのトレーニングも再度受ける予定です。 修理・補修部品などの仕入れもしてきます。明日はベルリン。
MIDIAKI様の恒例の湯河原アコパも楽しそうですね。 東京アコーディオン愛好会の面々がご参集なさるわけですね。昨年は参加させていただきありがとうございました。 楽しい温泉アコパになるようお祈りしております。 いいですよね、泊り込みで好きなだけアコに浸れるって。 7月15-17日の第一回原村アコワークスも2泊3日のアコ漬けの日々、温泉もある、高原のさわやかな空気もある、テニスコートもある、ペンション村も近い、まだ参加枠はあります。 みなさまどうぞふるってご参加ください。 写真はゴッホがアルルに転居した直後ごろの農村風景、だったかな。 色合いがぱっとあかるくなって、それまでの暗い画風から一変した時代の絵ですね。 彼が日本の浮世絵などの影響を受け、想像上の日本にある明るさを求めて南フランスへ移住を決めたという情報は興味深い。
 

湯河原アコパ  投稿者:MIDIAKI  投稿日: 5月17日(水)09時07分8秒
  先日は柏アコパで楽しい一日を過ごさせて頂きましたが今月28日に湯河原のアコパに参加して、楽しんで参ります、アコーデォンは一人で演奏出来る楽器ですが、何故か仲間を呼び合います。 銘柄の違うアコーデォンで各ジャンルの曲をそれぞれが披露するたびに盛り上がってきます、チャンバーとスリーエムの二重奏などもかなり盛り上がりますね、アルプスタイプのあの楽器もすごくたのしい。  

アコ演奏会の豊かさ  投稿者:川井 浩  投稿日: 5月16日(火)13時32分27秒
  奈良のアコ弾き様の奈良アコパ、大きな喫茶店のご協力が得られたことは大変な収穫だと思います。 将来的に奈良アコパが全国アコファンのメッカになる日も遠くないかもしれません。 というのも、やはりスペースの問題は大きい。 アコ弾きの集会が「灰とダイヤモンド」のような革命を夢見る若人のアジト的、あるいは島原の隠れキリシタンの密会のようなものであるうちはまだしも、今の勢いが今後も続けば、やがては武道館か後楽園ビッグエッグを借り切ってのアコパになる、ことは当面ないとしても、ファンが増えれば収容する場所も広さが必要になることは明らかだからだ。 アメリカではすでにラスベガスの大型ホテルを予約して、家族ぐるみで2泊3日のアコパないしアコワークショップが行なわれている。 常時600-800人が参加するそんなアコパが日本に出現する日はやがてありうると考える。 幅広い層の人たちが一同に介してアコを介して楽しさを共有する、夢のような祭典だ。 各地で行なわれているアコパが、この方向性に向かって多くの人の興味を徐々に呼び起こしていることは間違いない。 札幌のカフェダイマさんの「札幌アコパ」は新装開店のお店で第3回目を迎え、東京都立川市のくどうえりさんの「アコーディオン喫茶かるふーる」はぶじ1周年を祝い、福岡のやまぐちまりこさんの「アコーディオンの交差点」、小生の「柏アコパ」、奈良のアコ弾き様の「奈良アコパ」(すみません勝手に名前をつけて)、などに刺激を受けて、岡山でもすでにアコパの準備の動きがある。 大阪のビバアコはすでに相当の規模になっている由。そんな中、奈良アコパの場所が広い喫茶店というのはすばらしい。 キャンセル待ちもなんどもやると申込したくなくなりますもんね。 それにしても、各自がもっている音楽的表現をみんなで持ち寄って刺激しあい、味わいあい、楽しみあう。 この豊かさはすばらしい。 日本人として共通にもっている音や曲の原風景を求めることも楽しみの一つだが、このばらばら、種々雑多なまとまりのない多様性の中に現日本のおかれている幸せな状況を味わうのも粋かもしれない。  

演奏にお越しください  投稿者:奈良のアコ弾き  投稿日: 5月15日(月)20時34分38秒
  Tomyum様
 ありがとうございます。年齢・性別・老若男女は問いません。また上手下手も意に介し
ません。人前で演奏することこそアコ界を未来あるものにすると信じています。
 会場はパン屋さんが併設している喫茶店で、売り物のおいしいケーキパンとコーヒを注
文するだけで会場費は不要。パンを買いに来るお客さんも一緒に聞いてくれたりしてアッ
トホームなことは確かです。ミュゼット狂いもいればクラシック好きも、そして歌謡曲で
ボランティア活動をしている人など多彩。ぜひお越しください。
 

アコ用マイクEasy Fit  投稿者:川井 浩  投稿日: 5月15日(月)11時24分12秒
  60ベース様、ようこそ! 他のアコファンの方との交流のためにもできれば初回ご投稿の場合はメールアドレスをご記入ください。 さて、マイクは左右入力を別々のマイクから取り込み、入力レベルも別個に調整可能です。 出力はただしステレオ出力となり、左右別個の取り出しはできません。 MIDIアコではないので、アコースティックに両方の音をマイクが拾ってしまうため、厳密な意味ででの左右独立入力というのもあまり意味がないということもあります。 これまでの評判は上々ですが、ご利用者の立場からどなたかコメントいただけますと参考になると思いますので、よろしくお願いします。  

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