Back Number 85


楽器の浮気  投稿者:ろばの耳@江戸川  投稿日: 4月28日(金)22時05分16秒
  > 当然、アコの購入に対しては1台以上は無理となる。 2台目はなんとか大目に見てもらえるが、3台目は押入れに隠して、奥さん不在の時に引っ張り出して弾くことになる。 あるいは事務所に隠す。 友達に預ける。 友達のアコを預かっていると嘘をつく。(4月26日付「嗚呼魔の11時5分」から。)

・・・う〜む、読まれている、完璧に。 あなおそろしや・・・(~o~;)))。

そして、今回(4月28日付)の「アコの達人は愛の達人」から
>アコ弾きよ、アコの達人たる前に、愛の達人たれ

恐れ入りました。川井教誨師殿の仰せの通りです。 そして、かくなる上は、まずは事実を包み隠さずに申し上げます。
 確かにそのようなTuba(約50年前はtuba拭き)が我が押入にはあります。 前歯(今はインプラント)を折って以来息を吹き込んでいませんが、「もう、ここも一杯だし、返したらどうなの?」と言われたのが10数年以上も前の話なので、きっとお見通しなのでしょうが「いや返されても、あちらでも置くところが無いんだよ。」とか言い逃れておりました。
 SCHREIBER製のFagottは、約30年前にオケで担当していましたが、これは団からの預かり品。 ホント、これはウソではありません。 今時の奏者は、楽器を自分持ちで入団してくるから、さしあたり需要が無いだけです。
 2本目のフルートについて「ご注文の品が入荷しました」と連絡があったとき、「せめてお腹の子が5体満足で生まれてくれるまで待って」と言われましたが「大丈夫だよ心配するな、楽器屋を泣かせる訳にはいかないし」とか言って友人の結婚披露宴に間に合うように購入しましたが、あれは長男が生まれてくる2ヶ月ほど前、約40程前のことでした(現在4本保有)。
 老後の合奏参加準備のために約30年前にチェロを手に入れたときは「楽器は上を見れば山本富士子級、栗原小巻級(チョット古い?)・・・いろいろあるが、せめてあなた級でないと満足出来ない」とか言って給与の5ヶ月分くらいを投入したこともありました。 以来30余年、浮気の危険は無かった訳ではありませんが、誓ってチェロの浮気はしていません。 見た目には地味ながら、経済的に可能な範囲でこの音色を越えるチェロに出会ったことが無いんです。
上を見れば山本富士子級、栗原小巻級(チョット古い?)・・・いろいろあるが、せめてあなた級でないと満足出来ない」とか言って給与の5ヶ月分くらいを投入したこともありました。 以来30余年、浮気の危険は無かった訳ではありませんが、チェロの浮気はしていません。 見た目には地味ながら、経済的に可能な範囲でこの音色を越えるチェロに出会ったことが無いんです。
さて、罪多き日々を過ごして参りましたが、それ以外には笛を自作したり、体の楽器を少し意識的に生かすようにしただけであります。 しかし、以上の全体を通じてみてもアコは一台で音楽を完結出来る移動可能な楽器であり、T.P.O.を考えて用いれば武器としての殺生効果は抜群であります。 これまで「あぁ、ここに小さなアコでも有ればどれだけみんなで楽しい時間が持てるだろうか・・・」と考えたことは数知れずございます。 せめて人生の最後を、体力に見合った形で共にできる楽器を望むことはあながち罪を問われることにはならないと考えておりましたが、そこはまだ身勝手がありました。女房どのは、まだ10時10分であることは確かですから、せめて8時20分になるまでしっかりと身辺整理や環境改善に努めるのが先決でありましょう。

そのような環境整備がなされたとして、自分には求めるアコとしては、どんなものが望ましいか、フリーベース・・・確かにもともと低音楽器奏者としてはベースの動きは特に気になるので挑戦してみたいけれど、室内空間での響きを考えると楽器にはやはりそれ相応の大きさに見合った質量が必要なのではないでしょうか。 昨年の3月初め、合唱発表の本番のために12Kg程のアコを借りてお手伝い役でチョイ参加したことがありましたが、歩いての移動やタクシーのトランクに出し入れするのに難渋しました。 まだまだ歌い続けたいという仲間の要求を振り切って打ち上げの2次会への参加はキッパリと断念。 また、練習のための合宿などには、合唱団の古いアコを宅配(荷扱い注意)で運んでもらいましたが、マイアコとしては重いのはもうダメ、物理的にも不可能と観念しております。 このように迷いは継続中なのですが・・・。

> 人生は一度しかない。 でもすでに、前科5犯。 次回また不許可物件無段購入罪でしょっ引かれれば、もう情状酌量の余地はない。

ハイ、確かに一度しかない人生、しかも残り少なくなりました。 しかし、人生の残された部分の積分値を最大にしてくれるアコは必ずあると思います。 Casotto1に、そのような予感めいたものを覚えたことは確かです。 引導を渡される思いというか・・・。 僕の場合、無断購入の罪は、もう重ねる力もないし、共に年老いた女房殿のためにも重ねたくありません。 このことは、固くお誓い申し上げるとともに、さらなる更正の道に邁進することをお誓い申し上げます。

最後に、妻の浮気? それは無いでしょう、絶対に! 共にB型ですが(^◇^;)・・・え〜っ?! ちょいとばかし意味が違うですって? 導かれるままに白状しましたが、何か載せられたかなぁ(゚_。?(。_゚?。
 

チャンバーとミュゼットについて  投稿者:ろばの耳@江戸川  投稿日: 4月28日(金)22時00分59秒
  結局僕にも分かりませんが、チャンバーには憧れています。 そして重要関心事項でもあります。 そこで、以下はこれからマイアコを選ぶ立場の無知丸出しで勝手な推測を書きますので、誤りや誤解している点など正して頂けると嬉しく思います。→皆さんAllよろしく。

【チャンバー】
 1.もともとチャンバーは、共鳴箱のようなもので、良い材質のものが用いられると芳醇で高い品位のマイルドな音が期待出来るが、これを実現するためには音の立ち上がりの良いリードを用いる必要があるので、必然的に楽器のグレードUPが必要になると思われます(それをやらないと寝ぼけた音と重たいだけの楽器になるだけでしょう)。
 2.楽器の構造上、高音部キーに対応するチャンバーとベースキーに対応するチャンバーは蛇腹の左右に独立して別々に設けられる必要があるが、もともとチャンバー(実は見たこともない)の必要とされる内容積は、音域によって違い、高音域には小さな容積で差し支えないが低音域には大きな容積が必要とされる。 従って、フリーベースや高い音域まで切り替えて使うアコでなければベース側のLチャンバー(leftかlowか不明)は無くても、右側だけでそこそこのチャンバー効果が期待出来る。(これがCassotto1に惚れた理由でもある。)

【ミュゼット】
 ミュゼットは、好みが分かれるだろう。
 1.要は、どんな種類の音楽が好きか、演奏したいかを決めてから選ぶ必要があるのだろう。 この点、SEM CIAOは、自由に選択出来るようなので、最初に迷わなくても良さそうだ。
 2.話を戻して、音楽が要求するヴィブラートの速さや深さは実は多様であり、音域によっても高音は早く、低音はゆったりといった違いが必要であるし、例えば宗教曲のコラールのような曲た、合奏用としては先ず不向きといった事情も有るだろう。
 3.固定リードの場合、これは予めメーカーや調律師によって作り込みがされているから、メーカーやモデルを確かめ、試聴(試奏)して決める必要があるだろう。
 

質問の件について  投稿者:マキ  投稿日: 4月28日(金)20時10分41秒
  川井様   チャンバーとミュゼットの問い合わせに早速ご親切丁寧に
詳しくご説明下さり、有難う御座いました。お蔭さまで大変よく分りました。
今はチャンバー付きでないので練習していますが、チャンバー付きも欲しく
なりましたが、年齢、音質、金額、重量を考えて決めたいと思います。
以前アコの友人が(相場の高いのがええ音がするでぇー)と言われていました。
またアコのHPで弾いている人のムービーと楽器演奏を見ても、プロ級の楽器の
場合音がまろやかで、聞きごたえがありますね。

川井様の住んでいらっしゃる、柏市へ最近では去年12月に用事で行っていますので
よく知っています。ただ私は岡山市在住で、時間が掛かるのがなんてんですが、
今度用事が出来る時には、お邪魔させて頂きたく存じますので、宜しくお願いします。
本当に今日は参考な事を教えて頂き有難う御座いました。
 

かっち様、おたすけください!  投稿者:川井 浩  投稿日: 4月28日(金)19時52分42秒
  かっち様、ミュゼットに関して、是非論文を掲載していただけませんか?  

ミュゼットチューニング  投稿者:ZEN  投稿日: 4月28日(金)18時35分39秒
  同じMMの音色でもキャバニョロやピエールマリアはピッチ差の大きい(トレモロの荒い)ミュゼットチューニング、それに比べてホーナーはピッチ差の少ないおとなしいチューニングですよね。
これは全くの個人の好みですが、ぼく自身はピッチ差の少ないドライチューニングのほうが好みです。

http://www.geocities.jp/zensroom1999/

 

マキ様ようこそ!  投稿者:川井 浩  投稿日: 4月28日(金)16時40分29秒
  マキ様ようこそ! 百聞は一見にしかず。 是非一度遊びに来てください。 取り急ぎご質問にお答えします。 もっと詳しく教えてくれる方が多いのですが、小生のわかっている範囲の回答をします。 コメントがあるかたは是非、加筆訂正お願いします。

1) チャンバー付き: チャンバーとは「部屋」の意味で、室、小部屋、寝室、弁護士事務所、会館、会議所、議会、議院などの意味もある。 商工会議所はChamber of Commerceだ。 アコーディオンの場合にはリードを風(空気の流れ)で震わせて音を出すが、この震えるリードから発生する音をいわば直接的にアコの蛇腹や空気孔から飛び出させるのが普通のチャンバー無しのアコーディオン。 一部ないし全部のリードから出た音を一度木製ないし金属製のお弁当箱のような箱を通してから外に出すのがチャンバー方式。 このような箱がアコーディオンの中に隠されているのです。 一般的には音色は鋭い音色がまろやかな音色に変わるほか、これが金属製か木製かなどにより微妙に音に味わいが付く。 これがたまらん、という人が一般的には多いようだが、あくまで音色は個人個人の好みの問題なのでただチャンバー付きだからだれでもそれが好きかというとそういうものでもない。 チャンバー無しの方がメリハリが聞いて、鋭い音色がするので好きだという人もいます。 チャンバーをつけると重量は増え、構造は複雑になり、アコの価格も高くなり、メンテナンスもより大変になり、調律もめんどくさくなります。 やはり、弾き比べてみて、値段も比べてみて、重量も比べてみて、その価格に見合っているかどうかを判断しましょう。

2) ミュゼット: ミュゼットの由来、歴史、その他、ミュゼット一般についてはおくわしいい方に解説をお願いしますが、アコーディオンの構造・音色から見た場合は、「方式」というよりは、音色の作り方に特徴があります。 リードが一枚の場合はドレミファどれも笛を吹くように単調な音色ですが、リードが2枚同時になるとき、その周波数を微妙にずらすと、音波の干渉がおき、いわゆる「うねり」が生じます。 お寺の金が「ごーん」となったあと、よく効くと「ごわ〜んわ〜んわ〜ん」と音が大きくなったり小さくなったりすることに気づかれることがあると思います。 最近はお寺の金もなかなか聞こえないほど雑音のレベルが高くなってきてますが。 このわ〜んわ〜んが音の干渉です。 歌や楽器の場合はビブラートという表現を使います。このビブラートの一定時間内の回数が多いのがフランスでミュゼットと呼ばれる楽器ないし調律法です。 スコットランドやアイルランドでも高いようですね。 これがドイツに入ると少し低くなり、落ち着いた音色に変わってくる。 アメリカに入るとこのビブラートはかなり低くなり、ジャズやクラシックではフラット(ビブラート無し)などという調律法もあります。 ビブラートは低音では回数が少なく、高音では数が増えます。 どの程度のビブラートを入れるかはメーカーのデザインや調律師の哲学と気分で変わります。プロの人は自分のビブラートをもっていて、自分で調整します。 ビブラートの数がある一定数を超えると人はこれを心地よい音とは感じずに不快音として認識します。 アコーディオンでいけばキャバニョロなどはぎりぎりまでこのビブラートをあげていると思われます。 ドイツではHohnerなどを中心に落ち着いた音色でした。 アルプス地方では若干ビブラートの数が増えるが、かならず、超低音のバスがしっかり下を支えて心地よい音色に仕上げている。 カントリーウェスタンなどはゆったりとしたビブラートが伝統的だ。 同じイタリーのメーカーでも同じ製品でも仕向け先によってビブラートを変えて出荷しているケースが多い。 絶対的な尺度は無いが、一般的にミュゼットはこのビブラートの周波数が多い。 かつてのエディット・ピアフの歌唱法などもかなりビブラートが高かった。 ミレーユ・マチユなどもこの伝統を引き継いで歌っている。 シャルル・アズナブールも同様だ。 しかし同じフランスでもゆったりとしたビブラートで歌うシャンソン歌手がいるように、フランスといえども100%ミュゼット・チューニングではないらしい。 ミュゼット・チューニングは一つの典型と見たほうが現実的で、実際のフランスではジャズあり、クラシックあり、カントリーあり、フォルクローレあり、アフリカンサウンドあり、ジプシーサウンドあり、きわめてInternationalだ。しかし、たとえばパリといえばエッフェル塔、シャンゼリゼ、ベルサイユという人にはやはりパリといえばやはりミュゼットなのだろう。 日本といえば演歌だけ、といわれてそうではないなと思える人には、ミュゼットはパリの演歌なのだと言えばわかり易いかもしれない。 ただ、私はミュゼットには詳しくありませんので、上記情報にはかなり偏見と独断に満ちている可能性高く、ミュゼットファンの方の顰蹙を買いかねませんので、すみませんミュゼットファンのかた、お助けください。
 

教えて下さい。  投稿者:マキ  投稿日: 4月28日(金)14時25分53秒
  川井様  アコど素人の私には、部分名称の意味が分りません。また聞ける人も
周りにいません。二つあります。

 1   チャンバー付き  これは付いているのと付いていないのでは、どう
 違うのですか?。

 2   ミュゼット方式   これは何なのか全然わかりません。

 宜しくお願いします。機会があれば一度お伺いしたいと思っています。
 

アコの達人は愛の達人  投稿者:川井 浩  投稿日: 4月28日(金)10時50分49秒
  おぞましい話ですが、破綻したヒューザーとやらの元社長の例をとるまでもなく、昔の大名や旦那衆はおめかけさんがいたわけですね。 そういう社会環境だったのですね。 イスラム社会では今でも似たようなものがあるみたいですけど、こちらはちょっと違って一夫多妻制。 おめかけさんとはちょっと別。 相手はアコなんだから一夫多アコ制は我が国の憲法でも保障されている公序良俗に反しない行為であるにもかかわらず、これが家庭内においては、一夫多妻制と同一視され、一夫一アコ制が原則であるがごとき無言の圧力を感じるのはなぜであろうか? 一夫2アコになると大奥の時計の針が10時10分となり、一夫3アコを越すと11字5分になってしまうのはなぜであろうか? おもんばかるにそれはやはり公平の原則と嫉妬の問題があるように感じられる。 初めてのデート、初めてのキス、あれほど燃えたあなたなのに、結婚式では、駆け落ちでは、あれほど幸せだよと、一生愛する、なんていったのに、「愛」を表現するのにあれほどの語彙を駆使して表現してくれたのに、今残っている語彙といえば「メシ、フロ、ネル」の3Wordのみ。 食事時だけテレビを一緒に見るといっても皆一緒にテレビの方向に顔を向けてしまい、私の顔も見ることもない。 ヘアスタイルが変わっても気が付かない。 挙句のはてにあとは自室にこもりアコをとっかえひっかえ弾いているだけの夫。 昔は出張から帰ればお土産や、誕生日にはプレゼントがあったのに。 お花なんて買ってくれたことがあるのに、 釣れた魚にゃ餌はやらないってか? こうなると確かになにかアコだけに責任を押し付けられない何事かがおきていると判断したほうが良いような気がする。 アコは素敵だ。 アコは何台持っても憲法上は許される行為だ。 ただ、アコを複数持って大奥の時計が10時10分を指したら、なにかを実際の行動に移さなくてはいけない。 そんな遊びに興じていることを許してくれるパートナーへの感謝と本当はもっている愛情を表現することですね。 そうすると、なんとアコを持てば持つほど奥様の肌のつやが良くなり、家庭に笑い声が戻り、子供が夜尿症から開放され、コインロッカーを探さなくて済むようになる。 これを怠ると、どうしても、愛人としてのアコを隠し持って、ひそかに隠しアコと密会を重ねる人生が待っている。 挙動はどこかぎこちなくなり、目線は落ちつかず、仕事や会議に身が入らなくなる。 アコ弾きよ、アコの達人たる前に、愛の達人たれ。  

コインロッカー  投稿者:ろばの耳@江戸川  投稿日: 4月28日(金)00時16分30秒
  山形由美さんのフルートは無事戻ったようで良かった。 コインロッカーに入れたのは余程のご事情だったのでしょうが、しかし、翻って数あるアコの中でもケース入りの状態でコインロッカーに安全に入れられるものって一体どれくらいあるのでしょうね。 こういう自由度が保証されれば、正々堂々と複数候補(浮気)も許されるような気がしますv(^^;)。  

アコ中への2服目  投稿者:川井 浩  投稿日: 4月27日(木)14時10分46秒
  どうせ毒を食らわば皿まで。 言わずとしれたVictoria Poeta。 Wood Bodyにプロフェッショナルハンドメードリード、チャンバー付、4リード、120ベース。 いや響く響く、びんびん響く。 弾くものも、聴くものも圧倒される音色。 定価は150万円、特別価格125万円、その半値ぐらいでどうですか? 早い者勝ち。 これを服用すればしばらくはアコ中が治まるはず。